クリスタルガード・グラスアーマーについて、少し調べてみました
発表、発売以来大人氣になっているクリスタルガード・グラスアーマー。モバイルデバイスや時計などのガラス面に使えるガラス強化剤です。
クリスタルガード公式サイト
http://crystalguard.jp/
すぐにサンプルを入手できたので試したところ、その効果は絶大でした。Ustreamでそのときの模様を配信し、録画したものをYouTubeにアップしております。
その後、商品版も購入してみました。詳しくは別途レポートいたします。
この強化剤を使ってみて、さらに疑問が増しました。いったい何がどうなっているのか、ガラス面に液剤を塗って伸ばして拭き取るだけ、という短時間の簡単な施工だけで、なぜ、ガラスがこれほど綺麗で滑らかで頑強なクリスタルになるのか。商品説明を見た人、使用してみた様子を聞いた・見た人も、それ本当なの?大丈夫なの?と疑念を抱きやすい内容なのではないかと思います。
ブログを書くにあたり、まずは中の人に問い合わせてみました。
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Q: クリスタルガード・グラスアーマーの成分・分量は? また、それを使うと化学的にどんな反応が起こってガラスが結晶化するのでしょうか?具体的に教えていただけますか?
A: クリスタルガード・グラスアーマーは、元々、車の塗装面にガラス皮膜を化学結合させる為に極微量配合していた成分でした。それを(フロントガラスに)使ったところ、ワイパー傷が減ったという報告があった為、その成分のみで実験を重ねました。すると、ガラス傷の修復能力や傷への耐性が実現できた為、当初はフロントガラスの硬化剤として研究を進めました。しかし、薬剤があまりにも高価な為、その商品化を断念しました。近年になって、スマートフォンの操作パネル面がガラスである機種が非常に増えた為、液晶画面のガラス強化剤として商品化するに至りました。(ごく少量ずつなので安価で商品化が可能)
成分は、クリスタルガードシリーズの液剤に含まれているカップリング剤です。この成分が、実際にガラス表面を結晶化(ガラスの結晶=水晶)させ、硬くして傷つきにくく変化させます。ケイ酸(ガラス成分)と液剤との化学反応、ということになります。
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というものでした。成分の具体的な内容や、化学反応の詳しい内容は伺うことができませんでした。この辺は企業秘密なのでしょう。
(12/23 追記:「クリスタルガードのフォーミュラ(成分と調合)は特許の申請もされていないほどの企業秘密であり、………」と、公式サイト内に表記がありました。)
知りたい欲求が高まります。そこで、素人ながら自分なりにいろいろ調べてみました。以下の内容について、まとめてまいります。少しでも疑問が明らかになればと思います。
●クリスタルについて
→クリスタルとは何か
●ガラスについて
→ガラスとは何か
●ガラスがクリスタルに変化するということについて
→何がどうなってガラスがクリスタルになるのか
●クリスタルガードについて
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◆【クリスタル】とは何か?
=水晶。水晶製品。結晶(体)。クリスタル[カット]グラス(製品)。(受信機検波用)鉱石; 鉱石[ダイオード]検波器。水晶振動子。…など
クリスタル=水晶、というのは知っていましたが、「結晶(体)」のこともクリスタルと呼ぶということを今回初めて知りました。たとえば、塩もクリスタル化(結晶化)する、ということになります。
クリスタルガードのクリスタルは、このうち「水晶」や「結晶」の意味であると考えられます。
順に掘り下げていってみましょう。
・「水晶」とは何か?
二酸化ケイ素(SiO2) が結晶してできた鉱物(=石英、クオーツ)のうち、透明度が高く(特に無色透明なもの)、宝石(半貴石)としての価値を持つもの。
色がついている水晶がありますが、あれは二酸化ケイ素以外のものが混ざっているために色がついているそうです。純度が高いほど、透明度が増すわけです。ここでは、純粋な水晶は無色透明、と考えることにします。
・「二酸化ケイ素(珪素)」とは何か?
二酸化ケイ素(にさんかけいそ, 英: silicon dioxide)はケイ素の酸化物で、地殻を形成する物質の一つ。組成式はSiO2。シリカ(英: silica)、無水ケイ酸とも呼ばれる。圧力、温度の条件により、多様な結晶相(結晶多形)が存在する。
結晶は共有結合結晶であり、ケイ素原子を中心とする正四面体構造が酸素原子を介して無数に連なる構造をしている。
・「ケイ素」とは何か?
原子番号14、元素記号Si。シリコン。地球上で、酸素に次いで多い元素。ケイ素は酸素や水と結合してケイ酸となる。
・「結晶」とは何か?
=原子や分子が空間的に繰り返しパターンを持って配列しているような物質。
<結晶の種類>
○共有結合結晶
→ダイヤモンド、ケイ素(シリコン)、二酸化ケイ素などが共有結晶を作る
○イオン結晶
○金属結晶
○分子結晶
ファンデルワールス結晶(分子性結晶)
水素結合結晶
ここで、二酸化ケイ素の結晶であるところの水晶のもつ、繰り返しパターン配列(分子構造)を簡単な図で表してみます。
●がケイ素原子、○が酸素原子
二酸化ケイ素の結晶である水晶は、長距離秩序(一定の繰り返しパターン)のある構造をしており、結びつきが強く安定した状態になるようです。
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◆【ガラス】とは何か?
液体を溶融状態から冷却したとき、結晶せずに固化し、原子の配列が液体に似た不規則な状態になっている物質。三次元無規則網目構造。ケイ酸塩ガラス・ソーダ石灰ガラス・鉛ガラス、ポリスチレン・ポリエチレン、天然には黒曜石・琥珀(こはく)など。
一般的なガラスは、ケイ酸塩ガラスが多い。
ガラスは、クリスタル=水晶と見た目が似ていますが、その構造は非晶質(アルファモス)という、長距離秩序(一定の繰り返しパターン)はなく、短距離秩序の構造をしています。
シリカガラス(石英ガラス・アルファモス構造をとった二酸化ケイ素)
●がケイ素原子、○が酸素原子
・「ケイ酸塩ガラス(quartz glass)」 ケイ酸と金属酸化物で構成される塩を主体としたガラス。実用に供せられるガラスの大部分を占め,普通 65〜75%のケイ素(Si)を含む。
・「石英ガラス」 石英 (SiO2) から作成されるガラスで、SiO2 純度が高いものをいう。溶融石英、溶融シリカ、シリカガラスなどとも呼ばれる。耐食性、耐熱性にすぐれ、非常に透明なことから、ビーカーやフラスコなど理化学用途や光ファイバーの材料などに幅広く用いられる。
通常、非晶質(アルファモス)構造、短距離秩序の構造をしているガラスは、特に「曲げ」に弱いため、壊れやすい、割れやすいものであるととらえられています。
そこで、割れにくく傷つきにくくした強化ガラスというものがありますが、それには種類があります。「物理強化ガラス」と「化学強化ガラス」です。
・「物理強化ガラス」 軟化点近くまで(変形しない範囲で)加熱し、その後に急冷する。この熱処理で表面層と内部の密度差をつけることによって応力場が形成される。表面に圧縮応力層、内部に引張応力層ができる。この表面の圧縮応力層が強さになるようです。ある程度の傷には耐えるが、度を超えると一氣に壊れるとのこと。車のフロントガラスなどがそれだそうです。
・「化学強化ガラス」 スマートフォンやタブレットなどでよく使われるコーニング社のゴリラガラスや旭硝子のドラゴントレイルは、この化学強化ガラスです。
ガラス内部のアルカリイオンを他のアルカリイオンに変換し(イオン交換)、ガラス表面のみに圧縮応力層(強化層)をつくる。
↓
ナトリウム(Na)イオンを含有したガラスを、カリウム(K)イオンを含有した水溶液に浸けておくと、ガラス表面のNaイオンと溶液中のKイオンが交換し、Kイオンがガラスの表面層に進入していく。KイオンはNaイオンよりも大きいので、表面の密度が増す。これが強さになるようです。
物理強化ガラスも化学強化ガラスも、通常のガラスよりは傷つきにくいし割れにくいものです。しかし、それでもやはり度が過ぎれば傷はつくし、割れます。
実際に使ってみて、クリスタルガード・グラスアーマーは強化ガラスをもさらに強化するものでした。何をどうすることで強くなるのか。
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◆ガラスが液剤と反応してクリスタルになる?
モース硬度という、硬さの段階というか順番を表す硬さの尺度があります。1〜10まであり、最強の硬さが10。
ダイヤモンド 10
ルビー、サファイヤ 9
トパーズ 8
水晶(石英)、翡翠 7
トルコ石 6
通常のガラス 5〜6
蛍石 4
硬さの順番を表す数値であるため、数値間の度合いはバラバラだそうです。水晶は、ガラスより硬いがサファイヤより硬くない、ということになります。
また、押し込み硬さを表す尺度のビッカース硬度というものでは、
サファイヤ 2300(人造サファイアはそれより低い)
石英(水晶) 1100
ドラゴントレイル 673
ゴリラガラス 650
サファイヤには負けますが、水晶もなかなかの硬さであることがわかります。
SiO2+α(ナトリウムイオンやカルシウムイオンなど。石英ガラスはSiO2のみ)でできていて非晶質構造のガラス。二酸化ケイ素SiO2の結晶である水晶=クリスタル。
ガラスからクリスタルになるには、SiO2のみを用いて結晶化する必要があります。
天然の水晶が生成される過程は、
高温高圧な熱水鉱床の密閉過程
↓
針状結晶の急速成長(ゆっくりとした温度降下と圧力低下の中で)
↓
大型結晶の緩慢成長(温度降下緩やかに)
と三段階を経るそうです。
人間が利用するにあたって、この生成過程を待ってはいられません。そこで、化学反応による結晶化です。
車のコーティング剤であるクリスタルガードは、車の表面にクリスタル被膜をつくるもの、とのこと。液剤の中にクリスタル成分SiO2が含まれており、それを結晶化させる何かが入っている、ということになります。実際にモース硬度7であるそうですから、水晶と同等、水晶である、結晶になっている、と言って良いでしょう。非晶質・アルファモス構造から結晶構造へ変化させる何か・・・化学者であれば、成分分析・解析、化学反応を調べることができるのでしょうね。
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◆クリスタルガードとは?
kozmez社の主力クリスタルガード製品は、自動車用のコーティング剤です。
○クリスタルガード・ワン(反応型)
○クリスタルガード・プロ(ワンの強化版、反応型)
○クリスタルガード・オープライム(硬化型)
○クリスタルガード・ゼロ(ワン+汚れ落とし剤、反応型)
※反応型=化学反応型
反応型のコーティング剤は、クリスタル成分SiO2を含み、それを化学反応により結晶化させているもの。
硬化型のオープライムは、艶出しと傷埋め効果をもたせたベースコーティング剤で、主剤がポリシラザン。
・「ポリシラザン」 正式な物質名はパーヒドロポリシラザン(ケイ素・窒素・水素のみから構成される化合物)。常温で緻密なSiO2へ転化する。
これらはどれもクリスタル成分を含んでおり、それを結晶化・水晶化させてガラス面ではない車のボディをクリスタル被膜でコーティングするものです。
今回のクリスタルガード・グラスアーマーは、これらクリスタルガードに含まれている、ある成分を使った製品で、ガラス面を化学反応により結晶化させるものです。非常に高価なものとのことなので、液剤を無駄にせず大事に使いたいですね。
限られた時間の中でいろいろ調べてはみましたが、成分が何なのか、どんな化学反応なのか具体的なところは見つけられませんでした。もしわかった方がいらっしゃったら、ぜひ教えていただきたいです。
その効果自体は、使えば納得のいくものであります。次のレポで詳しく書いてまいります。
秋の端末買い替え祭り☆
毎年恒例になっている、秋の端末買い替え。
多くのメーカーがこの時期に新機種を出してくるため、どうしても買い替え時が重なります。
到着順にざっとご紹介。
<スマートフォン>
Xperia Z3 au版 SOL26 Copper
先日のタッチ&トライで体感し、購入決定していたものです。
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20141007/p1
予約し、即購入。
今年の春からZ1 SOL23を使っていたのですが、それの機種変更にて。
・例によって、auアプリはほとんどアンインストールあるいは無効化。
・開発者オンにして開発者向けオプションを有効化、アニメーション機能をOFF。
・噂通り、バッテリーもち具合がとても良好。充電はだいたい二日に一度で済みます。画面オフのスリープ状態のときにほとんど充電が減らないことが非常に効いているように見受けられます。
・Walkman NW-A17との兼ね合いで、今後NAS関連はZ3で聴くことになります。
・カメラ、使い心地が良くなって嬉しい限り。
・滑らか安定動作、Copper色で高級感あり、満足度高し。所有欲を満たしてくれます。
<Walkman&イヤホン>
NW-A17 & XBA-A3
Walkmanは、Walkman Zからの買い替えとなります。NW-A17(64GB)をソニーオンラインストアで予約購入。
ハイレゾ音源だとあっというまに残容量が減りそうだと考え、64GBのA17に。さらに、microSDが使えるありがたさ、大容量SDをこれから買います。
ハイレゾ対応イヤホンは実際に聴き比べてから決めようと考え、銀座ソニービルへ。
XBA-Z5、XBA-A3、XBA-A2を並べ、じっくり聴き比べました。
ソニーのいうところの、ハイレゾで再現する空氣感。その場で聴いている音をその場の雰囲氣とともに、というニュアンス。自然なる音。やはりXBA-Z5はそこに一番近い音でした。XBA-A3は多少濃淡つけている感じですが、自然さはある程度保っていました。多少高音の広がりに物足りなさを感じますが、クリアさがカバーしてくれます。XBA-A2は、高音良好、ドンシャリ感あり。A2でも何度も試聴しましたが、すぐに私の選択肢からは外れました。
正直なところ、とてもZ5がほしいわけです。涎が出ます。格が違う。しかし、流石に6万を超えた価格を氣軽に出すことはできず、WalkmanがA17であることとのバランスも考え、A3に決定。何度も何度も聴き比べ、A3のコストパフォーマンスの高さに惹かれました。
その場でお買い上げ。
ハイブリッドイヤーピース(サイズ各種)、ケース付。
開けてびっくりしたのですが、付属のケースの中に替えのリモコン付きケーブルと、シリコンイヤーピース、イヤーハンガーなどが入っていました。付属品が充実しています。
A17はシルバーを選びました。その理由のひとつが、この色の組み合わせです。↓
このA17は非androidで、ネット接続なし。Walkman独自OS。よって、NAS系はXperia Z3に一任することにしました。
この独自OSは、Walkman X時代に何年も使っていたので、とても懐かしい氣分になりました。そして、非タッチパネル、その分ハードキーを搭載。これが使い勝手を上げてくれています。特に問題なく滑らかな使い心地。
NW-A17+XBA-A3でハイレゾ音源を聴いてみたところ、自然かつ迫力と臨場感のあるかっこいい音を奏でてくれました。鳥肌もの。良い買い物をした、としみじみ感じました。
まだハイレゾ音源をあまりもっていないので、徐々に増やしていかねばなりません。市場のコンテンツがどんどん増えていくことにも期待。でも、DSEE HX搭載で非ハイレゾ音源でも同等の音にしてくれるので、それも楽しみなところです。
これで、喫茶店でWalkman聴きながらの作業がさらに捗るようになります☆
<Kindle>
Kindle Voyage wi-fi&3G版
これまで初代Kindle Paperwhite(wi-fi版)を使ってきましたが、最上位機種登場で買い替えとなりました。
薄く軽く、縦横がコンパクトになっています。
起動
最初からアカウントが登録されているのは従来通りのKindle仕様。
美しい。そして明るい。動きが速い。
両サイドにページ送りのセンサーキーがついているのですが、それがまた快適さを高めています。
解像度アップ、明るさアップ、素早くなった動作、薄型軽量化、センサーキー搭載・・・それらがつながって、読書を高級な楽しみへと進化させているなと感じます。ますます読むのが楽しくなります。
<タブレット>
Xperia Z3 Tablet Compact 32GB wi-fi版 ホワイト
Xperia Z Ultraとの比較
起動
片手で非常に握りやすく持ちやすい。Z Ultraよりさらに薄く、電子ペーパー端末並みの軽さ。手に持っているだけで楽しくなります。
同じ8インチの、ASUS VivoTab Note 8との比較。
8インチクラスタブレット、三役揃い踏み。
左から、iPad mini 2、Z3 Tablet Compact、Vivotab Note 8。充実感。
届いたばかりでまだまだこれから本格的に使っていくところですが、動作滑らかで安定、画面は1920×1200で非常に綺麗で見やすく、一覧性が高まり素晴らしいです。音はハイレゾ対応ですが、Z3よりは音質下回る印象。このZ3 Tablet Compactでもバッテリーもちが良い感触。コンパクトでサイズ感絶妙なZ Ultraでも使うことを減らしてしまいそうなほど、よく動いてくれて表示が見やすく快適です。
Kindleを読むにもその力を発揮。
見やすく読みやすい。薄いし軽いし、本当に電子ペーパー端末のような氣がしてきます。
足早ではありましたが、今年の大きな動きはこのくらいになりそうです。年内最後にカメラを買うかどうか、といったところです。
あとは、そろそろパソコンを買い替えていきたいと考えています。Mac mini、Macbook Air、そしてChromebox。Windowsは基本的にMacでVMwearなどで使っていこうかと。ただ唯一、いま注目しているのは、VAIO Tablet PCです。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1410/08/news041.html
すでにプロトタイプが披露されているもので、来春発売となるかどうか。でも、かなり高価になることが予想され、悩ましいところではあります。
以上、いまのところこのような状況であります。
Xperia Z3、Z3 Compactグローバルモデル タッチ&トライ レポート
10月2日(木)夜、渋谷ヒカリエで開催された「Xperia Z3、Z3 Compactグローバルモデル タッチ&トライ アンバサダーミーティング」に参加してまいりました。
レポート第一弾、商品解説の模様は↓こちらをご覧くださいませ。
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20141006/p1
今回はレポート第二弾、タッチアンドトライでの模様をお伝えいたします。
驚いたことに、Xperia Z3 Tablet Compactが展示されていました!おそらくコールドモックと思われます。
ピンぼけしてしまいました・・・
非常に薄く、軽い!片手でとても握りやすい。Z2 Tabletでも感じたことですが、まるで電子ペーパー端末のような軽さです。すでに来月手元に届くことになっています。ますます楽しみになってきました。
白も黒も背面はマット調で、指紋がつきにくく、すべりにくい。
ホールへ移動。
非常に広いホールでした。
この形でホール内に何箇所も展示されており、自由に触ることができました。参加者100名でしたが、十分余裕がある台数でした。
大注目のカッパー(Copper)。
実際に見てみないと色合いがどんなかわかりづらいのではないか、と感じ、これを見るために参加したようなものでした。とても素晴らしい色で、どんどん心奪われていきました。静かなる麗しさを放っています。素敵です。
もうひとつ、氣になるシルバーグリーン。
メタル感に溢れるグリーンは初めて目にしました。とても繊細で、瑞々しさがあります。
かっこいい・・・
ロック画面
ホーム画面 1
ホーム画面 2
ホーム画面 3
ホーム画面 4
ホーム画面 5
アプリ一覧 1
アプリ一覧 2
残念ながらもう一ページを撮り損ねてしまいました。
クイック設定ツール
モデル番号 401SO
外見ではグローバル版と変わらずまったくわかりませんが、これを見てようやくSBM版だと判明します。
イースターエッグ
オーディオ
ヘッドフォンを本体につなげ、ハイレゾ出力を体感。
非常にクリアで、繊細な音まで聴こえます。広がりも良い。スマホもここまできたか、と思いました。
ここで、オーディオ担当の桜井さんに質問してみました。
(私)「スマートフォンでここまでの音を実現しました。しかし、単体のWalkmanでは、まだXperiaには搭載されていないデジタルアンプのS-Master HXがあります。Xperiaにはなぜ搭載しないのでしょう?アンプはサウンドにとって重要な要素のひとつ。搭載予定はあるのか、それともWalkmanとの棲み分けでできないのか・・・どうなのでしょうか。」
(桜井さん)ドキッとした様子で、『これはとても良い質問ですね・・・』『実情を詳しくは説明できないのですが、広報を呼ぼうか、くらいのところではありますが・・・』『実際、(社内で)そういった(搭載すべきかという)議論はあります。』
(私)「単体Walkmanとの棲み分けは、XperiaにS-Masterを搭載しても可能だと思うんですよね。」「小型軽量、バッテリー持続時間、Aシリーズなどではandroidではない専用独自OS、多様なデザイン、形、バリエーション。音だけを純粋に楽しめる。」「スマホをもっていても、iPhoneを持っていても、さらに単体Walkmanを使っている人を結構見かけます。」
(桜井さん)『そうなんですよね・・・なかなかこれが・・・お察しいただければと思います・・・』
(私)「やはりそういうこと(大人の事情)ですよね・・・」
(桜井さん)『逆にこちらからも質問したいのですが、S-Masterがあるのと無いのとでは、やはり違いを感じますか?』
(私)「S-Masterが登場したのがWalkman Xシリーズが出てきたころだと思いますが、実際にこの耳で聴いたときの衝撃は今も忘れることができません。非常に感動したものです。Walkmanでここまでの音が実現できるようになったのか、と鳥肌が立ちました。いまは当時よりもっと進化していますし、それがXperiaにも搭載されたら、非常に強いものになると思います。」
(桜井さん)『そうだったのですね。わかりました。ありがとうございます。』
(私)「いえいえこちらこそありがとうございます!次に搭載されることを期待しています♪」
とても楽しい会話ができました。改めて、桜井さん、ありがとうございました。本当に、S-MasterのXperiaへの搭載を願っております。
Z3で写真を撮ってみました。
ちょっとわかりづらいですね。いま考えると、自前のmicroSDカードを挿して撮れば良かったなと反省。
オートフォーカスが滑らかで速い、操作レスポンス良し、シャッターの反応がとても良く、写真が美しい。いま使っているのがZ1であるため余計ですが、大きな違いを感じました。これだけでZ3がほしくなりました。Z3を買う、そう決心した瞬間でした。
動画撮影もためしたところ、非常に安定した映像が撮れました。
暗所撮影のための部屋も用意されていたのですが、時間がなくそちらへは行けませんでした。
Z3 Compact
緑の共演。
赤というより、朱色に近いようです。
あっという間に時間が過ぎて終了時間が迫っており、十分に比較動画を見ることができませんでしたが、インテリジェントアクティブモードで撮影された動画は、動きながらの撮影でも安定して滑らかな映像になっていました。すごいです。
すでにグローバル版を購入した方のレポートでは、バッテリー持続時間はなかなかのものである、とのこと。Z3の主軸のひとつとして開発したそうなので、とても期待がもてます。
現在Z1を使っているので、Z3は買おうとは考えていましたが、来年になって安くなってからでもいい、という程度でした。今回Z3を実際に触れてみて、極まってきたXperiaを体感し、早く買わずにはいられなくなりました。そしてCopper!去年くらいからスマホにあまり興味がなくなってきていたのですが、久しぶりに胸が熱くなりました。au版を機種変かMNPのどちらかで買います!
Xperia Z3、Z3 Compactグローバルモデル タッチ&トライ アンバサダーミーティング 参加レポート
10月2日(木)夜、渋谷ヒカリエで開催された「Xperia Z3、Z3 Compactグローバルモデル タッチ&トライ アンバサダーミーティング」に参加してまいりました。
グローバルモデルであること、また、今回一ヶ月モニターが無いことにいろいろな含みを感じました。特にモニターが無いのはとても残念でしたが、カラバリが一新され、その色合いを早くこの目で実際に見てみたいと思い、参加することに決めました。
今回はレポート第一弾として、ミーティングでの解説内容を中心にお伝えしてまいります。第二弾ではタッチアンドトライの様子をお伝えいたします。
↓第二弾、タッチアンドトライレポート
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20141007/p1
Xperia Z3、Z3 Compactと2機種の紹介ではありますが、メインはフラグシップとなるXperia Z3でした。
au、ドコモ(Z3とZ3 Compact)、SBM 3キャリアすべてのパンフレットがあります。今回のタッチアンドトライの案内がきたときにはまだSBMから発表されていなかったこともあり、「グローバルモデル」としてのタッチアンドトライ、となったことがわかります。
ノベルティの、光るUSBケーブル
軽食
なんと、つい先日ポチったばかりのZ3 Tablet Compactが並んでいました!静かに大興奮いたしました(笑)。
Z3
au版
ドコモ版
ホワイトは、これまで前面ベゼルは黒でしたが今回白くなりました。
カッパー(Copper)
一番氣になっていた色です。非常に高級感があり、余分な派手さの無い、上品なかっこよさがあります。見れば見るほど、触れば触るほど引きこまれていきます。これだ!と思いました。
シルバーグリーン
これもかなり捨てがたい色です。落ち着いていますが、にじみ出てくる清々しい明るさと爽やかさ。かっこいいです。
大好きなパープルが完全にバリエーションから消えたのはとてもショックでした。いまでも、出してほしいと願っていますが、新しい色にはとても好感をもちました。
商品解説が始まりました。
商品企画担当の内田さん。
まずは商品概要紹介。
このあと詳細解説があるので、概要はざっと載せる程度にしておきます。
Special Features
1.カメラ(静止画) ISO128000
2.カメラ(動画) インテリジェントアクティブモード
3.オーディオ ハイレゾ再生
いよいよ、各担当者による詳細解説です。
<デザイン>
デザイン担当、鈴木さん。
今回のデザインのポイントは、
・オムニバランスの再定義
・シンメトリ
・シンプルな一枚板を作る
・メタル感を基調に
従来のオムニバランスを再定義。
厚さ7.3mm
丸みを帯びたアルミフレーム。
四隅のコーナーに球体をもってきた。その球体を長方形を描くように一周させたようなフレームデザインを採用。落下時のことを考慮し、コーナーには樹脂を使用。
新しいカラーバリエーション、カッパーとシルバーグリーン。
ホワイト
黄色っぽくも青っぽくもない、純粋な白、を目指した。
ブラック
純粋な黒を。コンサバでもアバンギャルド(コンテンポラリー)でも、自然にファッションに合うような黒を目指した。
カッパー(Copper)
家具やファッション、インテリア、さらには木目などにも馴染むように色を調整した。
シルバーグリーン
メタル感をもちながらのグリーン。女性のメイクで使うグリーンにも合わせながら。石とも馴染むような色合いに。
今回のカラバリは女性のデザイナーが担当したそうです。これらの上品かつ繊細でおしゃれな色どりは、女性ならではのものだと納得がいきます。
<カメラ>
カメラ担当、もうひとりの鈴木さん。
三位一体のソニーのカメラテクノロジー
・Gレンズ 高性能広角レンズ
・Exmor RS for mobile 高感度イメージセンサー
・BIONZ for mobile 画像処理エンジン
カメラ薄型化技術により本体もさらに薄く。
Z1=Cyber-shot
Z2=Handycam
Z3=Cyber-shot & Handycam
ISO12800
暗い場所でISOをあげるとノイズが入りやすいものだが、明るく綺麗でノイズを抑えた撮影ができる。
Cyber-shotと同じノイズ低減技術と全画素超解像技術の組み合わせにより、最高感度ISO12800を実現。
最新のHandycamで採用されている電子式手ブレ補正技術、インテリジェントアクティブモード。走りながら撮影してもブレない滑らかな動画を撮影できる。
手ブレ補正オフ
写真では伝わりにくい・・・
保存のタイミングをずらし(少し遅らせる)、未来のフレームを解析することで滑らかな動画を作成する。これにより、走りながら撮影してもブレない動画を撮ることが可能。
ラフティング
自転車
パラグライダー
パラセーリング
ウェイクボード
実際にエンジニアが体を張って実験し、評価している。
多彩なアプリ
<オーディオ>
オーディオ開発設計担当、桜井さん。
・ハイレゾ
・デジタルノイズキャンセリング
・フロントステレオスピーカー
ハイレゾ出力
Z2までは外付けUSB DACが必要だったが、Z3では本体と対応ヘッドフォンのみでハイレゾを楽しむことができる。
ハイレゾのロゴは、他社でも使えるようにしており、広い進化発展を目指していく。
DSEE HX
Z2までは搭載されなかった機能。ハイレゾではない音源を分析し、失われたデータを推定、ハイレゾ相当の音質にアップしてくれるという優れものの機能。
Z3でさらに、単体のWalkmanに近づきました。
音楽を聴くだけではなく、耳栓としても使えるデジタルノイズキャンセリング。信号処理をXperia本体で行うことにより、機器のスリム化につながっている。
最近の流れのひとつ、フロントステレオスピーカー。S-Forceフロントサラウンドにも対応。
<ディスプレイ>
ディスプレイ設計開発担当 服部さん。
Triluminos display for mobile
Live color LED
X-Reality for mobile
解像度が低い動画でも、欠けているピクセル情報を再現し高画質再生。
Bright display
輝度そのものは変えず、ピクセルごとのコントラストのダイナミックレンジを調整することで明るく見せる。それにより、明るさを確保しながら消費電力を抑えることが可能。
スタミナの秘密。LCDにメモリを搭載することで静止画ではCPUをオフにし、大幅な省電力化を達成。
詳細解説が終わり、Q&Aタイム。
●他社最新機種では、カメラで光学式手ブレ補正を採用しているが、Z3では電子式。劣るのではないか?
→カメラ担当鈴木さん:重要なのがインテリジェントアクティブモード。保存のタイミングを遅らせ、ずらし、未来のフレームを予測して補正できる。光学式だと即時保存され、それができない。
→司会者による補足:iPhone 6Plusと比較して体感してみたが、明らかに違いがあり、Z3のほうが良い動画が撮れている。別途比較動画を用意してあるので後ほどご覧頂きたい。
●今回、Z3やZ3 Compactのホワイトでは、前面ベゼルも白。海外ではこれまで前面白の機種がいくつかあったが、国内ではしばらく採用されなかった。なぜ?
→デザイン担当鈴木さん:技術的な部分で詳細は語れないが、前面白にするには困難さがあった。今回新しいカラバリにするという挑戦の中、前面白をようやく実現できた。いままで前面ベゼルは黒だったが、そこには、画面オフのときにベゼルと画面との境目がないように黒色を調整したりということをしてきた。
●前機種にあって今回削ったものはある?
→(回答担当:? 内田さんだったかもしれません)前機種にさらに新しいものを載せている、という認識なので削っているものはなかなか思い当たらない。カラバリにパープルがなくなった、ということくらい。
●SIMフリー版は国内で出る?
→広報 ほらさん
残念ながら明確な回答は得られませんでした。お察しください、と。
●ドコモ版は背面中央にdocomo Xiロゴ。ユーザーからいろんな声があるのではないか?
→デザイン担当鈴木さん:いろいろな見解があると思うが、ロゴは察してほしい・・・
→司会者による補足:ソフトバンクはほぼグローバル版のまま。背面にはNFCマークがついている。前面では違いがないので、裏面でどのキャリアのものか判別してほしい。
もうひとつ質問があったのですが、よく聞き取れませんでした。
私も質問があったのですが、あえなく時間切れ。
商品解説&質疑応答はここまでです。隣の部屋(ホール)へ移動し、タッチアンドトライタイムとなりました。
次回、その模様をレポートいたします。
Xperia Z2 Tablet SOT21の使用感 其の弐
7月14日(月)に恵比寿で行われたXperia Z2 Tabletタッチ&トライアンバサダーミーティングにて、au版SOT21を一ヶ月モニターとして借りてまいりました。今回はそのZ2 Tablet使用感について、第二弾です。前回までの記事はこちらをご覧くださいませ。↓
「 Xperia Z2 Tablet 」タッチ&トライアンバサダーミーティング 参加レポート【追記あり】
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20140720/p1
Xperia Z2 Tablet SOT21の使用感 其の壱
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20140726/p1
使い始めて約一ヶ月、すっかり持ち歩くのが当たり前になりました。自分なりのカスタマイズ含め、記してまいります。
●アニメーションオフ
そのままでもよく動いてくれるのですが、AndroidでもiOSでも、操作時の画面の動き飾りであるアニメーションが私には邪魔に感じられるので、パッパパッパと余計なもの無しに動くよう、いつものようにアニメーションをオフにしました。
設定→タブレット情報→「ビルド番号」を7回タップで開発者向けオプションを表示。
アニメーションをすべてオフに。これですっきり使えます。
●待ち受けでのバッテリー消費
常時4G通信オン、前日にかなり使用し残量35%程度の状態から次の日スタート、待ち受けのまま夜になってこの残り。優秀です。
●ソフトウェアキーボード
POBoxプリイン
これも入力しやすいのですが、私は普段Google日本語入力を使っているので変更して使いました。
●全アプリ終了ボタン
アプリ履歴画面にて。
しっかりありました。これがあるのと無いのとではかなり使い勝手が変わってきます。便利です。
●Map、GPS
4G接続、GPSオン、Google Mapで確認。GPSの追従性良好。この大きさのカーナビがあっても良い氣がしてきました。
地図の表示、動作スムーズです。
●電子書籍(念のため電子書籍の写真は掲載せずにおきます)
端末を縦に持って閲覧。
・小説、ハードカバーくらいの大きめサイズで読んでいる氣分。しかし端末が薄くて軽いので、実際のハードカバーを読むより快適です。フォントが綺麗。
・漫画、これが予想よりずっと見やすく、くっきりはっきりしていて、やみつきになりそうです。見開きの絵は端末を横にして大画面でバッチリ。カラーページではさらに力を発揮、鮮やかです。
カラー電子ペーパー端末の決定版のような感覚。日頃Kindle Paperwhiteも使っていて、ならではの良さがあるのですが、さらにZ2 Tabletを電子書籍のために買うというのもあり、と強く感じます。
●スピーカードックBSC10
私はこれまで、タブレットで映画を楽しむ、という習慣はありませんでした。家では基本的に大きめモニターあるいはSONYヘッドマウントディスプレイHMZ-T1で視聴しています。外出先ではYouTubeなどを見る程度。あとは映画館にて。しかしこのZ2 Tablet、卓上ホルダを使って動画を眺めていたところ、タブレットの美しい画面で氣軽に動画視聴も良いなと思い始めました。そのくらい鮮明です。さすがに内蔵スピーカーでは物足りないので、それよりずっと良い音を出してくれるスピーカードックBSC10、デジタルアンプのS-master搭載ですし、良いアイテムになりそうです。
●手書き
大画面なので手書きノートが快適に取れると良いのですが、Z2 TabletはZ UltraやZ2のように静電容量式タッチパネルの感度の高いSuper Responsiveスクリーンでは無いので、なかなか厳しいものがあります。
ワコムのBambooスタイラス、ペン先ゴムをハードタイプに変えたものを使用。
小さな子どもが書いたのかと思うくらいの字です。
同じBambooスタイラスでiPad miniにて手書き↓
同じアプリが無いのでNote Anytimeを使っていますが、それにしてもかなり字の仕上がりに違いがあります。
実は最近、VivoTab Note 8とともに、iPad miniでも手書きノートを取るようになりました。以前の機種では、iPadで詳細なノートを取るには無理がありましたが、いまのiPadはよく出来ています。
Z Ultraにて手書き。
導電プラスチック製エレコムP-TPLFBKを使用。
Z2 Tabletよりはそれなりに文字が書けます。
●キーボード、カバーケース
SONY mobile純正のカバーケース付BluetoothキーボードBKC50
このキーボードは充電式Bluetoothキーボードで、厚さ5mm重さ200gと非常に薄くて軽い!キーピッチ17.5mm。NFC搭載、ワンタッチ接続。Z2 Tabletに良く合います。ほしいです。
だがしかし、付属のカバーケースがずっしりと重いのです、365g。キーボードとカバーケース合わせてで565g・・・Z2 Tabletより約100g重い!本体とキーボードと合わせると1kg超えます。薄くて軽いはずのZ2 Tabletにこの重厚な純正カバー、どうしてこうなった!?それならばキーボードだけほしい、と考えるのですが、単体では販売されておらず残念。この現象は前機種のZ Tabletでも生じていたので、今後しっかりと改善していってほしいものです。
●おまけ
ホーム画面に最初からあるアプリのフォルダたちを列挙。
↑基本機能フォルダ
↑動画・ビデオフォルダ
↑書籍・ニュースフォルダ
↑メディアフォルダ
●一ヶ月使ってみて
暑い日もたくさんありましたが、特に熱くなることもなく不具合も発生せず、快適に動いてくれました。通信も良好で、電車移動中でも滑らかでした。とても充実した一ヶ月。そろそろ返却しなければならないのですが、手放したくない、というのが正直なところです。薄くて軽くて綺麗で長く快適に動く。買わない訳にはいかなくなっている自分がいます。
SONY mobileさん、ハイエンド機種では善戦しながら、ミドルレンジ以下で苦戦を強いられています。こんなに良いものを作っているのですから、何とかスピード感をもって見直し改善し、立て直してほしいものです。
Xperia Z2 Tablet SOT21の使用感 其の壱
7月14日(月)夜、Xperia Z2 Tabletタッチ&トライアンバサダーミーティングに参加、au版SOT21を一ヶ月モニターとして借りてまいりました。今回はそのZ2 Tablet使用感について、第一弾です。
↓ミーティング当日の模様はこちらをご覧くださいませ。
「 Xperia Z2 Tablet 」タッチ&トライアンバサダーミーティング 参加レポート
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20140720/p1
貸出端末は開発機、とのことなので、端末情報は控えておきます。ミーティング会場で初起動した際、即アップデートがきていたのでその場でアップ済。
アプリ其の壱
アプリ其の弐
画面左上、通知バー
画面右上、クイック設定
★Z2 Tabletの主な特徴★
・厚さ 6.4mm、重さ 439gの世界最薄・最軽量
・剛性をもたせ防水防塵でありながらシンプルかつ美麗なデザイン
・トリルミナスとX-Realityで鮮やかなディスプレイ
・デジタルノイズキャンセリング搭載、ステレオスピーカー、ハイレゾ出力
詳細な説明は前回記事をご参照くださいませ。
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20140720/p1
これらの特徴を中心に、実際に使ってみてどんなものかを見てまいりましょう。
●「薄い、軽い」
これが最大にして最強の特徴ではないかと感じています。初めて手にしたとき、「あああああっ!軽い!」と思わず口に出してしまいました。10.1インチタブレットでこの軽さ薄さは衝撃的です。
・Kindle paperwhite(6インチ)
(2012年モデル) 169 mm x 117 mm x 9.1 mm、213グラム
(Newモデル) 169 mm x 117 mm x 9.1 mm、206グラム
・Xperia Z2 Tablet(10.1インチ)
172mm×266mm×6.4(最厚部6.7)mm、wi-fi版 426g・au版 439g
よって、Z2 TabletはKindle paperwhiteの約2倍の大きさ、重さであると言えます。Kindle paperwhiteを2台並べたような大きさ。厚さはZ2 Tabletのほうが薄い。電子ペーパー端末並みの薄さ軽さであることがわかります。実際に手にして驚き、数字で見てさらに驚きますね。
お借りして12日間ほど経過、毎日持ち歩いて使っていますが、長い時間手に持っていても苦になりません。
側面が丸みを帯びているので持ちやすい。いつも10インチクラスのタブレットは、機動性を上げるために蓋とスタンド機能付のカバーケースを使うのですが、Z2 Tabletは薄さ軽さを活かして楽しむために裸のまま使いたくなります。
ここで、参考までに最近の薄型軽量パソコンを含めて比較。
◇VAIO Pro 11 ノートパソコン
・タッチ非対応モデル W285 × D197 × H11.8〜15.8mm/約770g
・タッチ対応モデル W285 × D197 × H13.2〜17.2mm/約870g
付属バッテリー駆動時間 11.5時間
◇VAIO Pro 13 ノートパソコン
・タッチ非対応モデル W322 × D216 × H11.3〜15.8mm/約940g
・タッチ対応モデル W322 × D216 × H12.8〜17.2mm/約1,060g
付属バッテリー駆動時間 13時間
◇NEC LaVie Z 13.3インチ ノートパソコン
・2560x1440ドットの非光沢IGZO液晶(タッチパネルなし)
W319 × D217 × H14.9mm/795g
付属バッテリー駆動時間 約9.2時間
・タッチパネル搭載1920x1080ドットの光沢IPS液晶
W319 × D217 × H14.9〜15.9mm/964g
付属バッテリー駆動時間約 14.5時間
◇Macbook Air ノートパソコン
・11.6インチ W300 × D192 × H3~17mm/1,080g
内蔵バッテリー駆動時間 9時間
・13.3インチ W325 × D227 × H3~17mm/1,350g
内蔵バッテリー駆動時間 12時間
◇iPad Air 9.7インチ
・Wi-Fi
240mm × 169.5mm × 7.5mm/469g
Apple Wireless Keyboard 325g(乾電池込み)を足すと、794g
内蔵バッテリー駆動時間 10時間
・Wi-Fi + Cellular
240mm × 169.5mm × 7.5mm/478g
Apple Wireless Keyboard 325g(乾電池込み)を足すと、803g
内蔵バッテリー駆動時間 Wi-Fi接続時 10時間、携帯電話データネットワーク接続時 9時間
◇ThinkPad 10 10.1インチ
W256.5 x D177 x H8.95mm/ペン対応版 598g、ペン非対応版 590g
内蔵バッテリー駆動時間 10.2時間
◇Surface Pro 3 12インチ
W292mm × D201.3mm × H9.1mm/800g
タイプカバー 4.8mm/295g
本体とタイプカバー(キーボード)合わせて、厚さ 13.9mm/1,095g
内蔵バッテリー駆動時間 9時間
◇Xperia Z2 Tablet 10.1インチ
・wi-fi版 426g
Xperia Store限定 iBUFFALOスリムキーボードBSKBB20BK 200g(*)を足すと、626g
Apple Wireless Keyboard 325g(乾電池込み)を足すと、751g
・au版 439g
Xperia Store限定 iBUFFALOスリムキーボードBSKBB20BK 200g(*)を足すと、639g
Apple Wireless Keyboard 325g(乾電池込み)を足すと、764g
(*)Xperia Store限定 iBUFFALOスリムキーボードBSKBB20BK
http://store.sonymobile.jp/epf05/EPF0502Init.do?shohin_cd=BUFKB02
Z2 Tablet、圧倒的に軽いです。Bluetoothキーボードを合わせても、軽い。
近頃の軽量ノートパソコンは、1kgを切ります。すごいものは800gを下回ります、キーボードがついていても。Macbook AirはAirと呼べなくなってきました。Surface Pro 3は、タイプカバーを含めると1kg超。ノートパソコンと考えれば、いたって普通。タブレットと考えると、いまや分厚い、重い。微妙な位置に感じます。
●バッテリー持続時間
デフォルトの状態(省電力・STAMINAモードなど使用せず、輝度もデフォルトのままま、プリインアプリもそのまま)で、ネット繋ぎっぱなしで1時間につき10%の消費、10時間稼働。タブレットとしてごく一般的な持続時間。auアプリを切らずに正常な値なので、かなり改善されているようです。前回のZ Ultraでの状況もあるので、今回もauアプリをすべて切って試してみました。すると、ネット繋ぎっぱなしで1時間につき7〜8%の消費、12〜14時間稼働!これはとても優秀!auアプリを切ったほうがさらに長持ちという安定の結果となりました。
厚紙程度の極薄バッテリーで6000mAhしっかりあり、これだけ長く持続するのですから、立派なものです。
●発熱無し
いまのところ、熱いと感じたことはありません。涼しげに動いています。動画視聴でも大丈夫そうです。ゲームでは、普段遊ばないのでわからず。1.5mの水深で30分もつという強い防水、さらに防塵で発熱無し。暴走もなく正常動作、バッテリーにもやさしい。よく出来ています。
●ディスプレイ
テレビの画質を目指したという、トリルミナス&X-Realityで鮮明な画面。
使っていて、おかしいと思ったり違和感を感じたり、見づらかったりということがありません。自然な綺麗さを感じます。文字も綺麗で読みやすい。WUXGA(1920×1200)大画面で写真や映像が見やすい、確認しやすい。見ていると氣持ちよさがあります。人間の記憶色を目指して自然に感じる色へと調整した点、こういうことか、と合点がいきます。
●サウンド
・デジタルノイズキャンセリング
手持ちのWalkman用ヘッドセットにて試してみました。しっかりと機能しています。電車内、喫茶店、その他、音楽や動画視聴、音楽聴きながらの作業などが快適になり、捗ります。
・ステレオスピーカー、フロントサラウンド S-Force
内蔵の小さなスピーカーですが、確かにステレオで聴こえます。出力は大きめで良好。そして、なんとなくサラウンドだな、と感じる程度。欲張りは禁物。
・ハイレゾ出力
残念ながらまだ自分ではハイレゾ対応機器を持っていないため、いまのところイベント時に試したのみです。
ハイレゾポータブルアンプとハイレゾヘッドフォンにて。なかなかクリアな音がしました。広がりは思ったよりも感じず。タブレットで音楽や動画視聴をする人が多いと思うので、需要はありそうです。オーディオ専用機器にはまだまだ及びませんが、今後の向上に期待しましょう。
●カメラ
背面のメインカメラで撮影
有効画素数約810万画素
裏面照射積層型CMOSイメージセンサーExmor RS for mobile
タブレット内蔵のカメラとしては、だいぶ良くなってきています。しっかりExmor RS for mobile搭載。これくらいなら間に合わせで使う分にはありかな、と思います。
●ホームキー
画面下部中央のホームキーから指を上へスライドさせて表示される機能。一瞬で消えてしまうためなかなか写真が撮りづらく、消えかかって表示が薄くなっています。
人差し指の左上にあるのがXperia独自の「What's New」(五色の縦棒アイコン)、指の右上が検索(虫眼鏡アイコン)。検索を選択するとGoogle Nowの「g」やブラウザが選択肢として現れます。「g」を選択し常時設定すると次のようになります↓
これは一瞬で消えることなく、スクリーンショットが撮れました。通常通りGoogle Nowが使えます。
●Bluetoothキーボード接続(Apple Wireless Keyboard使用)
↑付属の卓上ホルダ使用。80度くらいの傾斜。
↑タブレット下にイヤフォンケースを置いて緩い傾斜をつけて。25度くらい。
物理キーボードでの入力は、iPad含めいままで使ってきたタブレットの中でZ2 Tabletが一番快適です。入力時の遅延は感じません。非常に滑らか。パソコンでの入力に近い感覚があります。ちなみに、前回と今回の記事の9割以上は、Z2 Tablet+BTキーボード接続で書いております。
ここまでくると、欲張りではありますが「縦書き」がしたい!仕事柄、縦書きで長文の文章を書くことが多いのです。この軽くて薄くて大画面な端末を持ち歩いてパパっと縦書きができたなら・・・。テキストを縦書き「表示」するアプリはいくつかあるのですが、縦書きのまま「作成・編集」できるものは見つかっておりません。
●通信
現在膝を怪我していることもあり、あまりあちらこちらへとは移動できていないのですが、日々の行動範囲の中では基本的に4G接続良好です。12日間使っていて一度だけ、地上で電車移動中に30秒くらい圏外になりました。もともと電波状況があまり良くない場所にて。それもすぐに回復。目立ったところはそのくらいで、ほとんど4G接続、地下鉄走行中に3G接続あり。キャリアアグリゲーションはなかなかまだ検証できておりません。
●ワンセグ、フルセグ
この長いアンテナがあるので、建物内でも受信感度良いです。たとえば、私の自宅内はなかなか受信できないのですが、Z2 Tabletでは難なく受信できました。ビルの地下B1でも受信できるところあり。
●まとめ
これは、良いタブレットです、欲しい!全く買う予定ではなかったのですが、こうしてモニターとしてずっと使っていると、便利で使いやすくて手放せなくなってしまいます。驚くほど薄くて軽いので毎日持ち歩きができる、長く手に持っていても疲れない。とにかくこの点が非常に大きくて、強いです。そしてデザインが良いので所有している満足感あり。手に持っていると楽しくなります。画面がきれい、文字はフォントが滑らかで読みやすい、画面の指紋が目立たない、バッテリーは良くもつ、滑らかに安定して動作する。これなら、自分で使うにも複数人でコミュニケーションツールとして使うにも十分活躍してくれます。
今後求めることとしては、この薄さ軽さまでくると、7〜8インチタブレットのように縦型にして片手で両端を握って使いたくなるので、ぜひベゼルレス化をお願いしたいところです。
また、反りに対する耐性はやはり弱そうです。この辺りが改善されたらさらに強力なタブレットとなるのではないかと思います。
●もうひとつ、作ってほしいもの
Windows 8.1が搭載されたXperia Z2 Tabletがほしい!
薄くて軽くて防水防塵で熱くならなくて滑らか正常動作するWindowsなXperiaタブレット。これが出たら、必ず買います!!!できれば、ワコムデジタイザ搭載で(それでも本体薄く軽いままで)。Word縦書き、Chrome、手書きがしっかり使える10インチXperia Windowsタブレット。登場したら即買いです。デジタイザ、Surface Pro 3のN-trigはだいぶ向上して良くなっていましたので、同程度ならなんとかN-trigでも。第一希望はワコムです。
VAIOが離れたいま、SONY mobileで、Xperiaブランドでつくっても良いと思うのです。もともと、XperiaではSony Ericsson時代にWindows mobileスマートフォンを出していたわけですから、ぜひとも検討していただきたいと思います。
次回は、さらに長く使い込んだ上での使用感をお伝えいたします。
「 Xperia Z2 Tablet 」タッチ&トライアンバサダーミーティング 参加レポート【追記あり】
7月14日(月)夜、恵比寿で開催されたXperia Z2 Tabletタッチ&トライアンバサダーミーティングに参加してまいりました。
前回のXperia ZL2 SOL25のタッチ&トライでは抽選で外れてしまったので、Z Ultra以来2回目のXperiaアンバサダーミーティング参加となります。
今回はこのミーティングでの模様をレポート、次回以降で、端末の使用感などをお伝えしてまいります。
参加者 約60名。
webでの参加申込時に、wi-fi版とau版のどちらの貸出しを希望するか選択。今回もau版で申し込みました。会場受付時に、すでに紙袋に入れて用意されているau版Z2 Tablet SOT21を受け取り、会場内に入って貸出し手続きをしました。
貸出端末一式
色の選択はできず。本当は白を借りたかったのですが、今回は黒。
au版 SOT21
NFC搭載
マイXperia勢揃い
左上からXperia ray、Z1、Z Ultra、下がZ2 Tablet。
Sony Mobile商品開発担当 ゴトウさんから、商品の概要説明。
・Design
・Display&Sound
・Accessory
前機種のZ Tabletでも言っていた特徴ですが、Z2 Tabletではさらなる世界最薄・最軽量を実現。
実際に手にしてみると、たいていの人はまず「軽い!」とことばを発します。私もそうでした。目で見てその薄さから想像する以上に軽いのです。 まるで電子ペーパー端末を手にしているような感覚。片手でずっと持っていても、重さで辛くなりません。それだけに、7〜8インチタブレットのように縦型にして片手で端末の左右両端をしっかり握りたくなります。しかし、幅があるので指が届かずそれができない、という悔しさ。片手で握って使うことができたら、快適さが格段にアップ! Z3 Tabletではぜひベゼルレス化していただき、縦持ち片手握りを実現してほしいところです。
防水防塵
水深1.5mで30分間耐えることができるそうです。
この薄さ軽さで強力な防水防塵。この記事を書いている時点で一週間ほど使っていますが、いまのところ熱い、と感じるほど熱を持つことはなく、安定動作しています。これは素晴らしい。
カラーバリエーション
ホワイトとブラックの二種類。カラーを選ぶときに氣になる要素の一つが、指紋が目立つかどうか。画面の指紋は目立たないので、 耐指紋性撥油コーティングが施してあると思われます。背面では・・・ブラックだと指紋が非常に目立ってしまいます!ホワイトなら目立ちません。これはとても残念。やはりホワイトを借りたかった・・・。
デジタルノイズキャンセリング機能
これまでWalkmanで搭載されてきたデジタルノイズキャンセリング機能を、ついにタブレットでも採用。デジタルノイズキャンセリングヘッドセットを使って氣になる騒音をカット、静寂の中でクリアな音を楽しむことができます。
フロントステレオスピーカー
S-FORCEフロントサラウンド
タブレットの内蔵スピーカーであることを考えると、出力量はまずまず。複数人で聴くことができます。確かにステレオになっているな、一応サラウンドだな、と感じる程度の音の広がり。この小さなスピーカーなので、多くは期待できません。しっかり楽しむのであれば、Bluetoothスピーカードック(別売り)を使うのが良いでしょう。
フルセグ放送対応
伸ばして使うアンテナがついています。この大きさのアンテナがついているので、屋内でも受信感度良好でした。
また、付属の変換ケーブルを使うことで家庭のアンテナを接続し視聴することも可能。
Bluetoothスピーカードック
S-masterがついているのは良いですね。良い音が出そうです。しかしドックが大きいので、持ち歩きには不向きな感触。これは自宅用、などでしょう。
NFC搭載
最近のSONY機器では定番となった、NFCを利用したBluetoothによる機器間接続。
デジタルノイズキャンセリングヘッドセット
タップして起動
スリープ状態からの復帰の際、電源ボタンを押さなくても画面をダブルタップすればロック画面が出てくる機能。スリープ復帰の度に試しているのですが、あまり反応がよくありません。難なく作動すれば快適そうなので、今後の改善に期待。
概要説明は以上です。
次、各担当の方から詳細解説。
●Design
構造設計 深谷さんから、薄さの秘密について解説。
毎日カバンに入れられるサイズ、ということで、一般的な雑誌の薄さ、軽さを目指した、とのこと。手に持っていても苦になりません。
建築の2×4のように、面を合わせていくことで強度を確保。軽さ確保のため金属を使わず特殊樹脂部材を使った側面フレームで4面、強化ガラスの画面とガラス繊維強化パネルの背面で2面。
インサートモールディング成型
背面の「超高剛性FRPパネル」と側面の「高剛性ナイロンフレーム」を組み合わせた一体成形で剛性、そして防水を確保しながら軽量化に成功。
このZ2 Tablet、本体が反ってしまい、まるでバナナのようになった写真がネットにアップされ噂となったのは記憶に新しいところ。フリータイムの際、開発者さんにこの反りについて質問してみました。反りに対する強度はいかほどのものなのか、どのくらいの圧力に耐えられるものなのか。
「通常利用の範囲内、故意に曲げようとしなければ大丈夫、なはず・・・」とのことでした。
お察しします。
金属フレームをやめて樹脂フレームにしたことにより、反りやすくはなっているものと推測します。普通に使っている分には、反ってしまうことはなかなか無いと思いますが、圧力がかかるような使い方、置き方、持ち歩き方は避けたほうが良いでしょう。強度と軽さのせめぎ合い。VAIO Proで使っている軽量で剛性の高いUDカーボンはいかがなものか、と考えてみるに・・・背面には悪くなさそうですが、フレームとなると、もっと硬さがほしいかもしれませんね。
●Display
ディスプレイ担当の方
タブレットでテレビ画質を目指し、TRILUMINOS Display for mobileとX-Reality for mobileを搭載。
従来のディスプレイよりも緑と赤が鮮明になるように。
こんなに違う、と見せていただいたのですが、この距離では肉眼でもわかりにくいものでした。写真だとなおさら。展示しておくので後ほどフリータイムで近くに寄ってご覧ください、となりました。
新規開発したLive color LED。従来の黄色蛍光体から赤緑蛍光体に変えることで赤と緑を鮮明に表現。
何千枚という数の写真と人間の記憶色とをひとつひとつ照らし合わせ、人間が自然だと感じる色を表現できるよう微調整を行っていったそうです。地道な作業。
●Sound
デジタルノイズキャンセリング
騒音が打ち消され、落ち着いて聴きやすい環境になります。
ステレオスピーカー
ハイレゾ出力
CDよりも高い解像度で記録した原音の再現性に優れているハイレゾ。
ひとつ思うのは、ここまでやるのであればZ2 Tablet本体でデジタルアンプのS-masterを搭載してほしかった、ということですね。外付けスピーカードックに搭載するのではなく。薄さ軽さ確保で難しかったのでしょうか。後継機に期待。
これにて開発者さんたちによる解説終了。続いてフリータイム、タッチ&トライタイムとなりました。
分解されたZ2 Tablet。
バッテリー
とても軽いです。
薄い!!!非常に衝撃を受けました。厚紙程度の薄さ。こんな薄っぺらいバッテリーは生まれて初めて見ました。この薄さ軽さで6000mAhしっかりあるのですから、驚異的です。
本体内部
中央に内部面積の大部分を占めているのがバッテリー。
その周りに各電子部品。
背面パネルとフレームを途中で切断したもの。一体成形してあるのがよくわかります。
フレームを側面から。
コンデジを忘れてZ1で撮影したため、接写がうまくできず申し訳ありません。
背面パネルも非常に薄い。
緑の四角枠の中、720pでもそれ以上に高精細に映し出している図。この写真ではなかなか伝わりにくいところ。
ライフログのためのSmartBand。Bandはいらないのでコア単体で買いたいのですが、それはしていないとのこと。
手前がRemote and Handset、奥が高性能マイク
Remote and Handsetのコントローラー機能
高音質ステレオ集音マイク STM10
オーディオジャックに挿して使うことができます。
ハイレゾ対応ポータブルアンプ、ヘッドフォン
Xperiaアンバサダーサロン Twitter公式アカウント @Xperia_Salon 開設。
フリータイム、タッチ&トライの後、テーブルごとに大きな紙と付箋を用意し、「自分ならXperia Z2 Tabletをどのように活用するか」というお題で付箋にどんどんアイディアを書いて紙に貼り付けていきました。だいたい出揃ったところでテーブルごとに選んだ一ネタを披露。
最後に全体で集合写真を撮ってイベント終了となりました。
イベント運営はアジャイルメディア・ネットワークさん。アンバサダーミーティングも回を重ねてきているので、初回に比べて流れがとてもスムーズになりました。
ひとつだけ改善をお願いしたいところがあります。受付開始前に到着したのですが、一旦5F受付前まで行ったところ、ここでは狭くて待機できないのでさてどうしましょう、困った、となりました。結局、1階まで降りたところ、エレベーター前が少し広かったのでそこにいることにしました。すると、時間が経つにつれ、参加者が続々と来て、みなエレベーター前で待機することに。受付開始前の待機はどこでどのようにすればよいのか、次回からは予め対応をしていただければ幸いです。
(最後に、一週間使ってみての感想)
Z2 Tabletが発表された時点で、良いものになったなと感じつつ、最近は手書き機能重視になっているので買わない予定でした。いまでも、Z2 Tabletにワコムデジタイザが搭載されて快適に手書きすることができたら、という思いは強いです。しかしこうして実物に触れ、実際に一週間使ってみて・・・・・・・もう欲しくてウズウズしております。これは、とても良いタブレットです! ノーマルなタブレットでこんなに欲しくなるとは考えてもいませんでした。まずいです。詳細はまた次の記事でお伝えしてまいりますが、他に買う予定のものもあるので、非常に困りました。どうしたものか・・・
【追記】
ケータイwatch
Xperia Z2/Xperia Z2 Tablet開発者インタビュー
http://k-tai.impress.co.jp/docs/interview/20140711_657497.html
において、深谷さんの最後のコメントで、「もっと薄くすることはできたが剛性確保のためにこの薄さになった」とありました。このギリギリの均衡点。目を見張るものがあります。