ワイヤレスジャパン2010 ドコモの取組み 『マルチメディア放送 mmbi』

携帯向けマルチメディア放送は、来年で終了するテレビのアナログ放送のVHS帯域を活用します。
総務省が受託放送事業者を1社とする方針を示しており、現在、ドコモ陣営とKDDI陣営がその1社となるべく競争。


ドコモ陣営の㈱マルチメディア放送(mmbi)にはフジ・日テレ・テレ朝・TBSのテレビ局各社やスカパー、電通なども出資。
「放送」であることを主軸に、ISDB-T(ワンセグ放送)の上に移動体向けの改良を加えたISDB-Tmmという方式を取っています。
低設備コスト、基地局数を抑えて大電力方式を採用。
ワンセグよりも移動体に合うような設計にしているので品質が良い、室内でも十分入る、と主張。


KDDI陣営はクアルコムジャパンと設立したメディアフロージャパン企画㈱で受託放送事業者免許取得を目指しており、
先日新たにテレビ朝日電通博報堂も出資した新会社「メディアフロー放送サービス企画」でコンテンツを制作。
国際標準規格であり、激しい動きの動画にも適しているMediaFLOを採用。国際規格とエリアの強さをアピール。




ドコモブースでは実際にmmbiの生放送のデモをしていました。





・リアルタイム型放送(ストリーミング)
・蓄積型放送(ファイルキャスティング)
この2種が柱。


端末を傾けると関連情報や番組を表示される、という機能があるようです。
Xperiaを使った動画がありました。


また、ファイルキャスティングでは、
予め登録したカテゴリのコンテンツを特定時間に自動で配信される「コンテンツレコメンドサービス」を採用。
このサービスはドコモらしさを感じますね。



↓ドコモのマルチメディア放送について、ITmediaに詳しい記事がありましたのでご参考まで。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1007/14/news051_2.html




時間が足りず、KDDIブースはほとんど見れませんでした。
MediaFloに関しては試作機展示のみで、ドコモのようなデモはなかったようです。





おまけ
法人向け端末「F-05B」
業務用バーコードの読み取りに対応。分厚く、独特な形をしています。







 
===================================================
LTE、3D』
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20100721/p1



『AR』
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20100722/p1