ソフトバンク冬春 新android、下り最大42Mbps「ULTRA SPEED」の提供を発表

11月4日にソフトバンクモバイルから発表されたandroidとモバイル高速通信についてまとめます。


既に掲載したものについては下記をご参照くださいませ。
【Desire HD(グローバル版)】
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20100915/p1
GALAPAGOS 003SH、005SH】
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20101105/p1






では、他のandroid端末とULTRA SPEEDについて見てまいりましょう。


【001DL】DELL Streak


●CPU:Qualcomm QSD8250 1GHz
通信方式:国内 W-CDMA方式、海外 W-CDMA方式・GSM方式(850/900/1800/1900MHz)
●サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ 約152.9×79.1×9.98mm/約220g
●連続通話時間/待受時間:W-CDMA網 [測定中]、GSM網 [測定中]
●ディスプレイ 約5.0インチWVGA(800×480ドット)TFT液晶
●モバイルカメラ(画素数/タイプ)
 メイン 有効画素数約500万画素/CMOS(AF対応、LEDフラッシュ)
 サブ 有効画素数約30万画素/CMOS(AF対応)
●外部メモリ/推奨容量:microSDHCメモリカード(16Gバイト同梱)/最大32Gバイト
Wi-FiIEEE 802.11 b/g
Bluetooth® Ver.2.0+EDR
●プラットフォーム:Android™ 2.2
●カラー:チェリーレッド、カーボン
●その他の機能:S!メール(MMS)、SMS、Eメール(POP3/IMAP4)、世界対応ケータイ、HSDPA(7.2Mbps)、GPS、メディアプレイヤー、Flash® Player 10.1、YouTube


ディスプレイ表面には傷がつきにくく丈夫なゴリラガラスを搭載しているのが特徴。
◆2010年11月12日予約開始、12月上旬以降発売予定


以前はandroid1.6で海外発売されたものが2.2になって日本上陸。
5インチと大きい画面が特徴ですが、他のスペックはさほど驚く内容はありません。






【004HW】

●CPU:Qualcomm MSM7227 600MHz
●通信方式:国内 W-CDMA方式、海外 W-CDMA方式・GSM方式(900/1800/1900MHz)
●サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ:約110×57×11.2mm(突起物除く)/約120g[暫定値]
●連続通話時間/待受時間:W-CDMA網 [測定中]、GSM網 [測定中]
●ディスプレイ:約3.2インチハーフVGA(480×320ドット)TFT液晶
●モバイルカメラ(画素数/タイプ):有効画素数約500万画素/CMOS(AF対応)
●外部メモリ/推奨容量:microSDHCメモリカード(別売)/最大32GB
Wi-FiIEEE 802.11 b/g/n
Bluetooth® Ver.2.1+EDR
●プラットフォーム:Android™ 2.2
●バッテリー容量:1200mAh
●カラー:ブラック、ピンク
●その他の機能:S!メール(MMS)、SMS、Eメール(POP3/IMAP4)、世界対応ケータイ、HSDPA(7.2Mbps)、GPS、ミュージックプレイヤー、YouTube


◆2011年3月上旬以降発売予定。





【003Z】Libero

●CPU:Qualcomm MSM7227 600MHz
●通信方式:国内 W-CDMA方式、海外 W-CDMA方式・GSM方式(900/1800/1900MHz)
●サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ:約114×57×12.5mm(突起部除く)/約110g
●連続通話時間/待受時間:W-CDMA網 [測定中]、GSM網 [測定中]
●ディスプレイ:約3.5インチワイドVGA(800×480ドット)TFT液晶
●モバイルカメラ(画素数/タイプ):有効画素数約500万画素/CMOS(AF対応)
●外部メモリ/推奨容量 microSDHCメモリカード(2Gバイト同梱)/最大16Gバイト
Wi-FiIEEE 802.11 b/g
Bluetooth® Ver.2.1+EDR
●プラットフォーム:Android™ 2.2
●バッテリー容量:1250mAh
●カラー:チタンブラック、ホワイト
●その他の機能:S!メール(MMS)、SMS、Eメール(POP3/IMAP4)、世界対応ケータイ、HSDPA(7.2Mbps)、GPS、ミュージックプレイヤー、YouTube


◆2010年12月中旬以降発売予定




今回発表されたandroid端末のうち、IEEE 802.11nに正式対応しているのはDesire HDのみ。
この辺、「時代はwi-fiだ」と言っていた孫社長のことばに疑問を抱く部分があります。
しかし、海外端末を中心に6機種・ハイエンド機種からロー機種まで、大きいものから小さいものまでandroid端末を揃え、カラーバリエションもあり、すべてにandroid 2.2が入っている、キーボード付も用意しているところは評価すべき点だと感じます。
多数揃えることで購入者は分散されるので、iphoneより売れることはないだろう、という考えももしかしたらあるのかもしれませんが。


いずれにしても、各社多数のandroidを揃えてきました、これからが本番です。
8日のドコモの発表も楽しみです。





また、ソフトバンクモバイルは2月下旬以降、DC-HSDPA技術を採用した下り最大42Mbpsの高速パケット通信サービス「ULTRA SPEED」を提供すると発表。同社に新たに割り当てられた1.5GHz帯の周波数帯域を利用し、既存の基地局に追加する形でエリアを展開していく計画。


法人向けデータ通信端末「004Z」の発売に合わせてサービスを開始。
エリアは政令指定都市や県庁所在地を中心に拡大する予定、2011年3月までに人口カバー率約12%、6月までに約60%を目指す。


<対応端末>
モバイル無線LANルータとして
・USBスティック型の中国ZTE製「SoftBank 004Z」(2011年2月下旬以降発売予定)法人向け
・中国ZTE製「SoftBank 007Z」(2011年3月下旬以降発売予定)
・中国Huawei製「SoftBank 005HW」(2011年3月下旬以降発売予定)
の3モデルを用意。



【004Z】

下り通信速度最大42Mbps※1の高速通信が可能な「ULTRA SPEED」に対応した法人向けのUSBスティック型データ通信専用端末。「ULTRA SPEED」に加え、下り通信速度最大14.4Mbpsの「3Gハイスピード」にも対応。



【007Z】

下り最大42Mbpsの「ULTRA SPEED」に対応したモバイルWi-Fiルーター。3Gエリア内であれば、Wi-Fiのアクセスポイントがない場所でも、携帯電話用の電波を通じてアクセスポイントとして利用可能。



【005HW】

下り最大42Mbpsの高速通信が可能な「ULTRA SPEED」に対応した個人向けのUSBスティック型データ通信専用端末。本体をノートパソコンなどに接続することで、外出先でもインターネットを快適に利用可能。



NTTドコモが12月下旬を目処に下り最大37.5Mbps(一部主要屋内施設では下り最大75Mbps)の「Xi(クロッシィ)」(LTE)を提供、イー・モバイルが11月19日から下り最大42Mbps、上り最大5.8Mbpsの「EMOBILE G4」を開始、KDDIは下り最大9.2Mbps/上り最大5.5Mbpsの「WIN HIGH SPEED」を11月上旬から提供、と、各社モバイル通信の高速化を予定しており、競争が激化していきます。KDDI傘下のUQ-WIMAXもありますし、本格的なモバイルブロードバンドが始まります。ユーザーとしてはありがたい限りですが、エリア増強拡大やトラフィック増加してもなお安定性を確保、など、課題があります。ソフトバンクが早期にエリア拡大するので、他社も急いでくるかもしれません。