クリスタルガード・グラスアーマーの使用感
スマートフォンなどのモバイル機器や時計、Blu-rayディスク盤面などのガラス面を強化してくれる、保護シートいらずのクリスタルガード・グラスアーマー。
http://crystalguard.jp/glassarmor.html
サンプルをいただきましたが、その後自分でもアマゾンからパッケージ版を購入してみました。
http://amzn.to/1wk075T
現在 1,923円(送料無料)
↑サンプル
↑購入したもの。
前回の記事ではクリスタルガード関連について自分で調べたことをまとめましたが、今回はクリスタルガード・グラスアーマーを実際に使った様子をお伝えいたします。
↓前回分はこちらをご覧くださいませ
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20141222
同梱物一式
・製品概要&取扱説明書
・施工用クロス 5枚
・液剤ボトル
液剤ボトルの蓋には、棒がついています(スポイトではありません)。
コンパクトながら、必要なものは十分含まれています。
↑商品説明、仕様
↑裏面に取扱説明書
ここに、『新開発の「S34G」(Super Slippery Surface for Glass)テクノロジーにより・・・』とあります。
スマートフォンの画面に傷をつけたりして試す、ということは私にはなかなかできないので、ガラスコップで試しました。
まずは液剤を塗る面の油脂を落とします。
ティッシュでしっかり拭いて落としました。
施工の様子について、改めて動画を撮りました。ときどき通知音が入ってしまいました。大変恐縮です。
(動画内容)
はじめに、何も塗らない状態で、カッターの刃を立ててみます。
↓
ガリガリっと音を立てて傷がつきました。
↓
次に、傷をつけた周辺に液剤を擦り込むように塗り、そのあと、乾いたクロスでしっかりと拭き取ります。この丁寧な拭き取りが大切。その上でカッター。
↓
液剤が塗られた部分には傷がなかなかつきません。最初につけた傷のところだけ、刃がひっかかります。かなり力を入れて刃を立てていますが、刃先がガラス面に全く引っ掛からずに滑ってしまいます。ガラス面に対し垂直に力を入れても駄目でした。かなり硬くて滑らかな面になっています。
【グラスアーマー7つの特徴】
1.傷から保護
2.潤滑
3.防汚
4.透明度向上
5.指紋軽減
6.曇り止め
7.割れ耐性向上
【公式解説】
ボトル1本でスマートフォン5台施工可能。フイルムのように目立ったり、空気が入ったり、ホコリが挟まったりすることもありません。見た目を損ねずに、保護能力を発揮!iPhoneシリーズなど、ガラス画面のスマートフォン全てに対応しています。
【仕様】
1ml入り 施工用マイクロファイバークロス付き(5枚)
スマートフォン5台分以上
【施工の際の重要なポイント】
・塗る前にガラス面の油脂をしっかりと落とす!(液剤を弾かぬように)
・ガラス面に擦り込むように塗る
・塗ったあと、乾いたクロスできれいに拭き取る
・この流れを3〜5回くらい繰り返すとかなり効果が高まる
・しつこいくらいにしっかりと拭き取ると、さらに綺麗になる
Xperia Z3で施工してみたらとても好感触だったので、調子に乗って計7回、施工を繰り返しました。すると、とんでもなくツルツルのピカピカに。鏡面のようになってきました。これは美しいっ! そして、タッチレスポンスが向上したように感じます。非常に反応速く滑らか。さらに、動画を観てみたところ、これまでよりもクリアで色が滑らかで鮮やか。これには驚かされます。
グラスアーマーによってガラス面がクリスタル化、非常に滑らかな面になり、画面表示がとても綺麗になりました。油脂がつきにくくなり、ついてもスッと落ちるようになりました。
↑施工前の指紋油脂の状態
↑施工後、べとべと触って指紋油脂をあえてつけた状態
Xperiaタブレット、Galaxyスマホ、iPad mini 2、Windowsタブレットなどにもそれぞれ5回塗ってみました。やはりツルツルのピカピカで画面表示も美しく、タッチレスポンスが向上したように感じます。塗る前は指紋が目立って仕方がなかったものも、ほとんど氣にならないレベルに。
(※注意)
Xperia Zまでは、Xperiaシリーズのスマートフォンにはもともと画面に飛散防止フィルムが貼られています。Z2以降ではこのフィルムは無くなりました。Xperia ZまでのXperiaはこの飛散防止フィルムを剥がしてからでないと塗っても意味がないので、ご注意ください。
クリスタルガード・グラスアーマー、非常にコストパフォーマンスの高い商品です。何も貼らず何もつけず裸のまま端末を使いたい私にとっては、とても心強い味方ができたように感じます。画面保護シートとはなんだったのか、と思わざるを得ません。今後、ガラス面をもつ新しい機器を買う度に、グラスアーマーを使うことになりそうです。
(追記 12/27)
【硬度9Hとモース硬度9との違いについて】
いろいろ見ていると目についたので、ご参考まで。
硬度9Hとモース硬度9を混同している方がときどき見受けられました。
この2種類は似て非なるもの。
●硬度9H
この「H」というのは、HBや2H、3H、5Hという、鉛筆の硬度で使うH規格です。そして、「硬度9H」の「硬度」というのは、鉛筆で表面をひっかいたときにどのくらいの鉛筆の硬さまで傷つかずに耐えられるか、というもので、塗装の皮膜の硬さを測定し塗装皮膜が規定の硬度を有するかを確認する試験で使われます(鉛筆硬度試験)。
鉛筆硬度の最高硬度が9Hで、それに耐えられるものはすべて9H。よって、強化ガラスも水晶もダイアモンドもすべて鉛筆硬度9H、ということになります。
●モース硬度9
世の中の鉱物の硬さに順番をつけたもの。番号が大きくなるほど硬い。
1 滑石
2 石膏
3 方解石
4 蛍石
5 燐灰石
6 長石類
7 水晶(石英)
8 エメラルド、トパーズ(黄玉)、スピネル
9 コランダム(鋼玉)、ルビー、サファイア
10 ダイアモンド
硬さの順番を表す番号なので、番号間の硬さの差の度合いはバラバラです。たいていのガラスはモース硬度5〜6。
強化ガラスのゴリラガラスはモース硬度6(弱〜強)、鉛筆硬度9H。
水晶はモース硬度7、鉛筆硬度9H。
ダイアモンド鉛はモース硬度10、鉛筆硬度9H。
硬度と言っても、鉛筆硬度、モース硬度、ビッカース硬度など種類があるので注意が必要です。