Motorola XOOM TBi11M タッチ&トライレポート @KDDIデザイニングスタジオ 其之壱

2月28日、auからwi-fiMotorola XOOMを4月上旬以降に発売すると発表されました。
Motorola XOOMのスペックなどについては↓こちらをご参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20110111/p1


翌3月1日から、原宿にあるKDDIデザイニングスタジオにて実機が展示されると聞き、早速1日に行ってまいりました。


計3台が展示されていました。

ケースに入ったXOOMと専用Bluetoothキーボード


標準ドック


HDMI端子+スピーカー付ドック



販売の形態、価格など全く未定とのこと。
これらのアクセサリーはすべてMotorola純正のもので、おそらくauでも販売するのではないかと思われます。



【外観】


auのロゴは背面にひっそりと。前面でなくて良かったです。






思ったほど分厚いとは感じませんでした。12.9mm。初代ipadが13.4mm、ipad 2が8.8mm。
アルマイト処理済みのアルミ素材を使った裏面は高級感がありサラサラと手触りも良く、かっこいいです。



上の写真は3G(4G)+wi-fi版のものです。上部にSIM&microSDカードスロットあり。Wi-Fi版は3G通信モジュール非搭載なので、実質microSDスロット。
また、Honeycombの仕様だそうで、現状はSD認識せず。発売後、ソフトウェア対応により使用可能になるとのこと。
発売前に対応してほしいものですが・・・。



【設定】
(諸事情あって端末を逆さまにしています)



モデル番号:MZ604
androidバージョン:3.0
ビルド番号:H.6.1-2
3台とも同じでした。完成機ではなく、試作機。


内部ストレージ

合計容量:28.42GB



搭載アプリ。発売時にどんなアプリを標準搭載にするかはまだ検討中、とのこと。
『Movie Studio』が入っています。発表されたばかりの、Google製の動画編集アプリです。
このアプリはまずXOOMに一番最初に搭載される、という説明が以前Googleからあったように記憶しています。LGのOptimus Padにはしばらく降りてこないのではないかと。ドコモスマートフォンラウンジに展示してあった端末には搭載されていませんでした。



発売時に搭載するIMEはまだ決まっておらず、これらは試しに入れているとのこと。





【ホーム画面】

マルチアカウントでGmailを使っている場合、アカウントごとにウィジェットを作っておくととても便利そう。


10.1インチ大画面は非常に活用し甲斐があります。イメージが広がりますね。








androidマーケット(アプリからアクセス)】

Honeycomb用?の新しいUIのandroidマーケットです。これはなかなか見やすく、おもしろいですね。
ドコモスマートフォンラウンジに展示してあったOptimus Padでは、まだマーケットにつながりませんでした。





【大きさ・重さ】


ipadとの比較。(ipad 9.7インチ、XOOM 10.1インチ)
画面はXOOMが随分横長ですが、本体の幅自体はさほどの差はありません。縦はipadが長くなっています。
画面まわりの黒枠を見ると、ipadよりXOOMのほうが狭くできていることがわかります。
(このipadは純正ケースを装着しており、黒枠がケースで少し隠れています。)


XOOM 700g、wi-fi版初代ipad 680g。ほぼ同じくらいの重さです。
ちなみに初代ipadの3G+wi-fi版は730g。





【キーボード】
●ソフトウェアキーボード

android標準キーボード、英文のみ。

iWnnのキーボード


android標準キーボードとiWnnキーボードと両方試してみたところ、どちらもブラインドタッチがすぐにできました。
短時間で慣れ、かなり速くタイピングできますね。レスポンスも良し。
10点認識も効いているように感じました。ipadのソフトウェアキーボードに近い感覚です。氣に入りました。


8.9インチのOptimus Padでも横型でiWnnを使って試してみましたが、横幅が狭くてブラインドタッチするには厳しいものがありました。結構練習すればできるようになるかもしれませんが・・・10.1インチではフルサイズのキーボードとさほど変わらず、練習しなくてもすぐに快適に入力できます。入力の多い人にとっては、この差は大きいです。


8.9インチだと、縦持ちの両手親指入力がなかなか快適でした。
逆に、10.1インチで縦持ちすると真ん中あたりになかなか指が届かず、特に両手フリックには難あり。

キーが左右に寄っているキーボードがあれば、10.1インチでも両手フリックで快適に入力できると感じました。


タブレット専用で横型フルサイズキーボードの日本語IMEは、iWnn以外にもほしいところです。
また、横型でフルサイズQWERTYキーボード、縦型で左右に寄ったフリック入力キーボード、というスタイルの日本語IMEアプリが登場したらとても嬉しいですね。
開発者の方々にぜひともお願いしたいです。



ちなみに、これは現行simejiの横型QWERTY
なかなか入力に難儀します。


まだテスト版ですが、タブレット用simejiが登場しました。
↓詳細はこちらをご覧ください。
Simejiがタブレット最適化へ!テスト版をXOOMで試してみました![タブレット用日本語IME]
http://www.droidon.com/2011/03/simejixoomime.html
どんどん進化していってほしいですね。開発者のadamrockerさんに大期待!



Bluetoothキーボード

ipad用のドック付キーボードを持っていないので、apple wireless keyboardとMotorola XOOM用の純正Bluetoothキーボードとの比較。
若干、XOOM用のキーボードが横長。
使い心地はなかなか良く、入力しやすいです。

左上に「戻る」ボタン、右上に「メニュー」ボタン、スペースキーの両脇に「検索」ボタンなど、XOOM専用の操作キーもついているのが、純正の使い勝手の良いところですね。



私のapple wireless keyboardとは難なくペアリング&接続に成功、快適に入力ができました。

Bluetoothマウスも試してみました。
ペアリングはできたのですが、マウスを入力デバイスと認識してしまい、マウス接続不可でした。これは、Optimus Padでも同じ状態だったので、Honeycomb自体の仕様なのではないか、と推測。




画面下の時計から左に3つ目にあるキーボードアイコンをタップすると上のようなウィンドウが出てきます。
インストールしているIMEが並んでおり、ここで簡単にBluetoothキーボードのON・OFFやIMEの切り替えが可能。
これはとても便利!
ちなみに、Motorola純正Bluetoothキーボードでも、私の持っていったBluetoothキーボードでも、simejiを使ってハードキー入力ができました。





【速度・操作感】


標準ブラウザでの読み込みが速いです。
マルチタッチ、拡大&縮小。とても滑らかに動き、非常にレスポンス良し。スクロールも速い。
サクサクヌルヌル。
これをwimaxで繋いだら相当快適でしょう。


Google Maps


二本指を上から下へスライドさせて、3D表示。





二本指を回転させると、地図が回転。


マップの読み込みがとても速く、マルチタッチによるこれらの動きも、非常に滑らかで快適です。
Google Earthもヌルヌルのサクサクに動きました。大きい画面は見応え使い応えがあります。


LGのOptimus Pad(試作機)では、ブラウザでもマップでも読み込みは速かったですが、マルチタッチすると非常にカクカクしてしまい、ほとんど指の動作通りには動いてくれませんでした。ブラウザでもマップでも、拡大しそれを縮小しようとするとなかなか動かなくなる現象が発生。XOOMもOptimus Padもまだ試作機ですが、この違いは大きい。
しかしながら、XOOM3台中、端末によって挙動が怪しいものもあったので、発売までの調整を頑張っていただきたいところです。





ストリートビュー
迫力があります。コンパスモードももちろん可能。反応良し。




Gmail
2ペイン表示で分かりやすく使いやすいです。タブレットならではの良さ。




YouTube




音楽アプリ
本体スピーカー、イヤホン(持参したもの)、スピーカードックをそれぞれ試してみました。
●本体スピーカー
  出力が大きく、なかなかの音が出ました。以前Milestoneを使っていた者としては、Motorolaらしさを感じるところです。
●イヤホン接続
  こちらも、なかなか悪くない音質。ipadの音質よりは若干落ちる感じ。
●スピーカードック
  HDMI出力と同時にはスピーカー出力できないことが判明しました。
  出力の大きさ良し。音質はモノラルながらまずまず。


HTCのDesire HDのように、これがモバイルドルビーサラウンドだったらいいなのにな、とふと思いました。



HDMI出力



XOOMが快適動作の大画面タッチパネルコントローラーになる、という感覚。これを始めるとやめられなくなります。
HDMI端子&スピーカー付ドックのスピーカー出力と同時には使えないことがもったいないですね・・・


ちなみにXOOM本体にもHDMI端子がついています。とても便利。



おまけ




Googleとともに作られたこのXOOM、実際に触れてみて、さらに欲しくなりました。
auから、単体で販売されるのか、モバイルルーターやHTC EVOとの抱き合わせ販売になるのか、価格はいくらになるのか、そこがとても知りたいところです。スタッフさんのお話では、抱き合わせ販売も含めどのような形で販売するか検討中とのことでした。
3/27には海外でwi-fi版が$599にて発売されそうです。私はまだどちらを買うか決めかねております。
4月上旬以降発売のau版XOOM、注視してまいりましょう。



Android 3.0 Honeycomb自体については、先月ドコモスマートフォンラウンジで触ったOptimus Padにて、後日掲載いたします。



カメラやMovie Studio、純正ケースについては、次稿にて。
Motorola XOOM TBi11M タッチ&トライレポート @KDDIデザイニングスタジオ 其之弐
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20110309/p1