タブレット専用OS 【 android 3.0 Honeycomb 】の概要!

年明け1月早々に発表された、タブレット専用android 3.0 Honeycomb。


Motorola XOOMとLG Optimus Padの画像を織りまぜながら、Honeycombについて詳しく見てまいりましょう。
(XOOMとOptimus Padの写真をランダムに使っておりますので、予めご了承くださいませ。)



【ホーム画面、操作上の主要構成】

●画面左上・・・Google検索/音声検索アイコン。
●画面右上・・・アプリ一覧アイコン/「+」アイコンでホームをカスタマイズする画面を開く。
●画面左下のアイコン
 左:「戻る」 / 中央:「ホーム」 / 右:「起動中のアプリ」
●画面右下の時計付近をタップすると↓次のようなウィンドウを表示。

このように、画面の四隅に基本操作のアイコンが集約されています。


いわゆる「メニュー」が無い、「戻る」などと同列に設置されていないことに最初戸惑うかもしれません。
設定は「設定」アプリから。
各アプリのメニューや設定は画面右上にアイコンが配置されることが多いです。



↓主な動きを次の動画にてご覧くださいませ。
Motorola XOOM tablet Verizon @ CES 2011 Running Honeycomb





【ホーム画面】
全部で5面あり、アプリ、ブックマークのショートカット、ウィジェットなどを配置可能。
今回のHoneycombでは特に大きめサイズのウィジェットが特徴。先の動画にも出てくるように、スクロールできるタイプのものが多くなっています。マルチウィンドウにはなりませんでしたが、このウィジェットがその代役を果たしてくれることでしょう。
ホーム画面を長押し、あるいは画面右上の「+」をタップすると、次の写真のような画面があらわれます。

上半分にホーム5画面一覧、下半分に各選択項目・内容。
希望のウィジェットやアプリのアイコンをドラッグ&ドロップして希望の面へ配置することが可能。もしくは指で希望ウィジェットやアプリをタップすると、アイコンが任意の面へ飛んでいき配置されます。


ウィジェット


ウィジェットの大きさを自在に変化させることができたらとても使いやすいのですが、そういう仕様にはなっておらず。
アプリ側の対応でウィジェットの大きさを各種取り揃えれば、選択できて便利ですね。


●アプリのショートカット


●壁紙




●その他





【設定画面】


ドコモ Optimus Pad L-06Cがテザリングをこのままに発売されるか注目。



Optimus Pad(2月24日現在)



XOOM(3月1日現在)





【アプリ一覧】





【標準ブラウザ】


↓画面右上のアイコン:ブラウザの「メニュー」


ブラウザの「設定」

Google Chromeブラウザと同期できるのがひとつの大きな特徴。
ブックマークも同期されます。これがずっと欲しかった!!



Chromeのようにタブが使えるという、とてもありがたい仕様。作りがChromeに似ています。





【キーボード、日本語IME
ソフトウェアキーボードを表示しているときやBluetoothキーボードを接続しているときは画面左下にキーボードのアイコンが表示され、それをタップするとこのようなウィンドウが出てきます。

Bluetoothキーボードのオン・オフがワンタッチで可能。
日本語IMEもすぐに切り替えが可能。
非常に便利な作りです。
Optimus PadにもXOOMにも、おそらくiWnnが標準搭載されるものと予測。



android標準ソフトウェアキーボード(XOOM×初代ipad



iWnn(XOOM×初代ipad



iWnn(Optimus Pad×10.1インチnetbook





Android マーケットアプリ】

Honeycomb専用?の仕様で、大画面でわかりやすく使いやすい構成になっています。





Googleカレンダー

写真が色薄く見づらくて恐縮です。
ブラウザ上で使っているような、見やすく使いやすいカレンダー。





Gmail

2ペイン表示で使い勝手良し。




Googleマップ


3D表示や回転、ストリートビュー、コンパスモード可能。
大画面ならではの見やすさは格別です。





【YoutTubeアプリ】

この一覧表示が横に回転するようにぐるりとスクロールするのが何とも見やすく楽しいです。







【カメラ】
静止画用カメラ


動画用カメラ


【Movie Studio】Google製 動画編集アプリ

現時点ではXOOMにのみプリイン。他の端末では、少し遅れて使用可能になると思われます。


↓カメラとMovie Studioについて、詳しくはこちらをご覧くださいませ。
Motorola XOOM TBi11M タッチ&トライレポート @KDDIデザイニングスタジオ 其之弐
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20110309/p1





【CNNアプリ】


現状、XOOMにのみプリイン。





Bluetooth接続】
Bluetoothキーボードは接続可能。
Bluetoothマウスは残念ながら、ペアリングできても接続できず使用不可。
なぜか入力デバイスと認識されてしまいます。

これはXOOM・Optimus Padどちらでも同じ状態になるので、Honeycomb自体がマウスを認識しない仕様なのだと考えられます。





microSD】(XOOMのみ。Optimus PadにはSDカードスロット無し。)


残念ながら現状、HoneycombではSDカードを認識せず。
XOOMは、発売後にソフトウェアの対応にてSDカードが使用できるようになるとのこと。
使い勝手がかなり変わるので、早く対応してほしいところですね。





触ってみればやはりandroidなのだとわかるのですが、これまでのandroidのUIとはかなり違っています。
タブレットに特化させたことで、大画面でのandroidの使い勝手が数段向上し、大きなスマートフォンではない、「androidタブレット」が出来上がりました。
ここまでくると、個人的には、タブレットが出先でのメイン端末になりそうな感触があります。


スマートフォンver.のandroid 2.x」と「タブレットver.のandroid 3.x」が次のandroid OS【Ice cream(Sandwich)】で統合されますが、タブレット特化したHoneycombのこの良さは失わないでほしいものです。
なので、次のIce creamでは、画面サイズによってバージョンあるいはモードが選べるような仕様になると良いな、と思っています。たとえば、


大(10.1〜8.9インチ)画面モード / 中(7〜5インチ)画面モード / 小(4インチ台以下〜)画面モード


といったように・・・。





私はauから発売されるXOOMを買う予定ですが、待ち遠しくて仕方がありません。
XOOM(10.1インチ)をandroidタブレットのメインとして使い、Acer Iconia Tab A100(7インチ)をモバイル専用タブレットとしてサブに使うつもりです。
この2機と、androidスマートフォン1台の計3台が毎日持ち歩く端末になりそうな予感・・・。