Galaxy SII (UK版SIMフリー)購入! 其之壱(追記あり)

UK版SIMフリーのGalaxy SIIが5月1日に到着しました。


↓スペックについてはこちらをご覧ください。
androidスマートフォン 【 Samsung Galaxy S II 】 、【 Kyocera Echo 】 登場! (追記あり
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20110220/p1



非常にシンプルでコンパクトなこの黒い箱は、高級感あり。ドコモ版はやはりあの紅白の箱なのでしょうか・・・
本体は、とにかく薄くて軽い!というのが第一印象。指紋が目立たぬようコーティングされたゴリラガラスからして既にぬるぬるな触感。わくわくします。

ストラップホールとストラップをひっかける箇所が内部にあります。


各種設定、各アプリのインストールその他を終え、ロックスクリーンはこんな壁紙に。




ホーム画面
画面下部の、「1」と「・」が6個横並びしている箇所。ここに指を置いてスライドさせると、

ホーム画面が高速スクロールします。これはとてもかっこ良い。何度もフリックせずとも、すっ、と指でひとなめすればすぐに目的の画面に到達できます。非常に便利!
また、「・」をタップするとその画面へ飛んでいきます。


アプリ一覧でも同じように画面を高速でスクロールできます。



ホーム画面上で、指でつまむような、あるいは捻るような動きをすると、

ホーム画面一覧が登場。ここからもすぐに目的画面に移動できます。



ホーム画面を長押しすると、ホームのカスタマイズ画面が出てきます。横スクロールさせて該当ホーム画面を表示させ、好きなものを配置したりすることが可能。




Galaxy Sと同じように、ホームボタン+電源ボタンでスクリーンショットが撮れます。

@tomorrowkey さん作のGalaxy用『スクリーンキャプチャーショートカット』というアプリを入れて、さらに簡単にスクリーンショットが撮れるようにしました。



設定画面

wi-fiダイレクトあり。
テザリング可能。



モデル番号: GT-I9100
androidバージョン: 2.3.3
ビルド番号: GINGERBREAD.XWKDD




RAMの空き容量結構あり。嬉しい限り。



【速さ強さ、操作感】
・Quadrant standardで測定

 スコア:3246
 もう少し高いスコアを叩き出すようですが、このときはこのくらいでした。1.2GHzデュアルコアの威力は凄まじいものがありますね。今年日本メーカーが発表した夏モデルのandroid端末たち(すべてシングルコア)のスコアの2倍をさらに超える数値。世界との差そのものかもしれないなあ、などと重ね合わせて感じてしまいます。


・通信速度

 自宅のADSLwi-fi接続して測定。
 ちなみにパソコンでは、

 経路その他も違うので単純に比較はできませんが、下りはパソコンとほとんど変わらず。これだとSIIの上りが低めですが、Wimax(URoad7000)に繋いだときに数Mbps出たりするので、状況によりけりですね。


・Multitouch testerで測定

 驚いたことに、この端末はマルチタッチで10点認識!スマートフォンの小さな画面でそこまで必要ないのではないか、と思いがちですが、その威力を知るひとつの方法が、Googleマップです。






 まさにぬるぬるのサクサク、ぐりぐりぐりぐり動いてくれます。ここまで滑らかに軽快に動くマップは生まれて初めてです。あまりの動きの良さに圧倒されます。おそらくキャッシュも使っていると思われます。指に吸い付くようなタッチレスポンスはとても素晴らしく、指の動きにしっかりついてきます。快適そのものですね。よくここまで仕上げたものです。


 また、このようなタッチレスポンスがあるため、フリック入力が非常にスムーズ。ますます両手フリックでの入力速度があがります。


ブラウジング
 サイトの表示は滑らかで高速。接続する回線さえ速ければ、スススッと表示されます。画面が綺麗であることと相まって、とても見やすい。輝度を好みの状態にしておけば、優しい鮮やかさを得られると思います。



 マルチタッチは指の動きにしっかりとついてきて、とてもレスポンス良く滑らか、ストレスがありません。素晴らしい出来です。スクロールでは、慣性を使って高速スクロールさせることが可能。
 次は、ジャイロセンサーを使ってのズーム。これがまた面白い。画面上を指で2点触れている状態で端末を後ろへ傾けると縮小、前へ傾けると拡大されます。片手操作時にこれはとても便利。




Bluetooth接続

 HIDプロファイルに対応しており、Bluetoothキーボードと、なんとBluetoothマウスまで普通に繋がりました!しかも、Galaxy Tabよりもずっと滑らかにマウスが動く!Bluetooth 3.0+HSだからでしょうか。とても驚きました。 マウスで画面長押しやフリック、ダブルタップ、ドラッグ&ドロップなど画面上での操作はほとんど可能と思われます。


 Bluetooth接続がとても速く、マウスもキーボードも快適安定動作。microUSBからHDMIに変換するMHLに対応しているので、モニターにHDMI出力しながら、Bluetoothマウスとキーボードで遠隔操作によるプレゼンが可能。そしてサックサクに動いてくれますから、これはなんとも便利です。


 ちなみに、例によってマウスの右クリックは『戻る』、キーボードでの英字・かな変換は『shift+space』です。




Youtube




滑らかで美しく、つい見入ってしまいます。



【音質】
思ったよりも音が良く、スピーカーからの出力大きめ。
イヤホンならば5.1ch対応でそれなりの音を楽しめます。


しかしDesire HDのドルビーモバイルとSRSには負けます。



【バッテリーのもち具合】
輝度その他デフォルト設定のまま、wi-fi接続でネットつなぎっぱなしの状態で約9時間持続。
また、Galaxy SIIには節約モード、省電力モードがあります。
power saving mode

これを使い、必要のないものはこまめにoff、輝度最低の状態にしつつ結構使用しても約13時間半バッテリーがもちました。節約モードを用いながら普通に使う分には、朝電源入れて夕方仕事から帰ってきて数時間経過、くらいまではもちます。使い方次第ですね。私は氣兼ねなくヘビーに使いたいので、予備バッテリー2個とバッテリーチャージャーを注文済です。6月第2週目に発送される予定。



GPS
BF-01Bでwi-fi接続し歩行で移動して試したところ、かなり正確に位置情報を取得、追従性もばっちりでした。GalaxyシリーズはGPSが使い物にならないと評判でしたが、随分改善されたようです。あとは車で移動したときどうか、ですが、まだ試すことができておりません・・・



【文字入力】

swypeが内蔵されており、しかも、日本語対応しておりました!swypeが日本語対応する、という話は聞いていたのですが、いつの間にか日本語含め多言語対応に。ここでも驚かされました。


IMEは、初めはsimejiを使っていたのですが、Nexus OneとDesire HDがandroid 2.3.xのGingerbreadにアップデートされて以来、頻繁にダウン&リブートするようになってしまいました。それはGalaxy SIIでも発生。たくさんの方々から、Gingerbreadとsimejiの相性が悪いようだ、とのお話を伺いました。半年以上simejiをメインに使ってきたのですが、やむなく変更、ATOKにしたところ、どの端末でもまったくダウン&リブートしなくなりました。

いまではATOKに随分慣れてきて、動作も安定し快適です。



【Hub】
Samsungの独自サービス4種類

右から、Social Hub・Readers Hub・Game Hub・Music Hub
残念ながら、Music Hubは日本では使用できませんでした。


・Social Hub
 twitterfacebookなどのSNSを合わせてひとつのタイムラインに表示。



・Readers Hub
 電子書籍






・Game Hub
 モバゲー





Polaris Office】
いわゆる「office」系アプリ。これがなかなか多機能で使いやすい。そして滑らかにサクサク動いてくれます。





非常に氣に入りました。とても使えるアプリです。




カメラ機能と、内蔵アプリの「フォトエディター」と「ムービーメーカー」については其之弐にて。




Galaxy SIIは、とにかく驚きの連続で、何かにつけて速く滑らか、そして安定しています。デュアルコア端末はスマートフォンタブレットと何機種か触ってきましたがこのGalaxy SIIは別格。Super AMOLED Plusの画面は非常に鮮やかで美しい。Galaxy Sより格段にパワーアップ、レベルアップしております。久しぶりに鳥肌の立つスマートフォンに出会いました。これはモンスター級の端末。独自UIの新しいバージョンTouchWiz4.0も進化を見せ、かっこ良く使いやすくなってきました。真似、ではなく、独自性、がでてきた氣がします。Samsungの本氣を強く感じます。世界中で売れるでしょうね。


あとは、ファームウェアアップデートなどをOTAで行ってくれればさらに快適なのですが、Kiesという、itunesのようなソフトを使って、要はパソコンという母艦を使ってアップデートするというGalaxy仕様。これが毎度毎度なかなかうまくいかず、非常にイライラさせられます。Galaxyユーザーは皆さん経験なさっていることと思います。androidなのだから、スマートフォン単独でアップデートできてしかるべき!!!ここはSamsungに抱く大きな疑問点です。




(おまけ)
先日BarandroidでGalaxy Tab 10.1 Limited Editionに触れました。Google I/Oでお土産となった端末です。






とても薄くて軽くてかっこ良いです。黒枠の幅が太いのが残念。動作は、販売開始までもう少し調整が必要だな、と感じました。


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(追記)2011年6月22日


つい先日、車に乗る機会があったのでGPSを試してみました。
Galaxy SIIに通話用にしているSIMを入れた状態でGPSオン、通信はBF-01Bにて接続。


動き始めてしばらくしてからオンにしたところ、最初の5分くらいは、位置自体はほぼ合っていながら、動きが少し遅れ氣味の飛び飛びでの位置情報取得でした。その後はしっかりと位置を把握し、追従性ばっちりでしっかりと実際の動きについてきて、とても快適な動きでした。
よって、おそらく、予め位置情報をしっかりと取得してある状態で動き始めれば問題なく、動きに追従してくれるものと思われます。
GalaxyシリーズではGPSが使いものにならない、との評判でしたが、Galaxy SIIからはしっかりと使えそうです。