「 Xperia Z2 Tablet 」タッチ&トライアンバサダーミーティング 参加レポート【追記あり】

 7月14日(月)夜、恵比寿で開催されたXperia Z2 Tabletタッチ&トライアンバサダーミーティングに参加してまいりました。
 前回のXperia ZL2 SOL25のタッチ&トライでは抽選で外れてしまったので、Z Ultra以来2回目のXperiaアンバサダーミーティング参加となります。


 今回はこのミーティングでの模様をレポート、次回以降で、端末の使用感などをお伝えしてまいります。




 参加者 約60名。
 webでの参加申込時に、wi-fi版とau版のどちらの貸出しを希望するか選択。今回もau版で申し込みました。会場受付時に、すでに紙袋に入れて用意されているau版Z2 Tablet SOT21を受け取り、会場内に入って貸出し手続きをしました。


 好きなテーブルに着席。




 貸出端末一式
 色の選択はできず。本当は白を借りたかったのですが、今回は黒。



 au版 SOT21

 NFC搭載



 おみやげ



 マイXperia勢揃い
 左上からXperia ray、Z1、Z Ultra、下がZ2 Tablet



 電源オン





 イベント開始




 Sony Mobile商品開発担当 ゴトウさんから、商品の概要説明。


 ・Design
 ・Display&Sound
 ・Accessory




 前機種のZ Tabletでも言っていた特徴ですが、Z2 Tabletではさらなる世界最薄・最軽量を実現。
 実際に手にしてみると、たいていの人はまず「軽い!」とことばを発します。私もそうでした。目で見てその薄さから想像する以上に軽いのです。 まるで電子ペーパー端末を手にしているような感覚。片手でずっと持っていても、重さで辛くなりません。それだけに、7〜8インチタブレットのように縦型にして片手で端末の左右両端をしっかり握りたくなります。しかし、幅があるので指が届かずそれができない、という悔しさ。片手で握って使うことができたら、快適さが格段にアップ! Z3 Tabletではぜひベゼルレス化していただき、縦持ち片手握りを実現してほしいところです。



 ユニボディ構造



 防水防塵
 水深1.5mで30分間耐えることができるそうです。
 この薄さ軽さで強力な防水防塵。この記事を書いている時点で一週間ほど使っていますが、いまのところ熱い、と感じるほど熱を持つことはなく、安定動作しています。これは素晴らしい。



 カラーバリエーション
 ホワイトとブラックの二種類。カラーを選ぶときに氣になる要素の一つが、指紋が目立つかどうか。画面の指紋は目立たないので、 耐指紋性撥油コーティングが施してあると思われます。背面では・・・ブラックだと指紋が非常に目立ってしまいます!ホワイトなら目立ちません。これはとても残念。やはりホワイトを借りたかった・・・。



 トリルミナスディスプレイ


 デジタルノイズキャンセリング機能
 これまでWalkmanで搭載されてきたデジタルノイズキャンセリング機能を、ついにタブレットでも採用。デジタルノイズキャンセリングヘッドセットを使って氣になる騒音をカット、静寂の中でクリアな音を楽しむことができます。



 フロントステレオスピーカー
 S-FORCEフロントサラウンド
 タブレットの内蔵スピーカーであることを考えると、出力量はまずまず。複数人で聴くことができます。確かにステレオになっているな、一応サラウンドだな、と感じる程度の音の広がり。この小さなスピーカーなので、多くは期待できません。しっかり楽しむのであれば、Bluetoothスピーカードック(別売り)を使うのが良いでしょう。



 フルセグ放送対応

 伸ばして使うアンテナがついています。この大きさのアンテナがついているので、屋内でも受信感度良好でした。
 また、付属の変換ケーブルを使うことで家庭のアンテナを接続し視聴することも可能。



 Bluetoothスピーカードック
 S-masterがついているのは良いですね。良い音が出そうです。しかしドックが大きいので、持ち歩きには不向きな感触。これは自宅用、などでしょう。



 NFC搭載
 最近のSONY機器では定番となった、NFCを利用したBluetoothによる機器間接続。



 デジタルノイズキャンセリングヘッドセット


Camera

 ARエフェクト



 シンプルホーム



 タップして起動

 スリープ状態からの復帰の際、電源ボタンを押さなくても画面をダブルタップすればロック画面が出てくる機能。スリープ復帰の度に試しているのですが、あまり反応がよくありません。難なく作動すれば快適そうなので、今後の改善に期待。



 STAMINAモード


 概要説明は以上です。
 次、各担当の方から詳細解説。



●Design
 構造設計 深谷さんから、薄さの秘密について解説。



 毎日カバンに入れられるサイズ、ということで、一般的な雑誌の薄さ、軽さを目指した、とのこと。手に持っていても苦になりません。

 建築の2×4のように、面を合わせていくことで強度を確保。軽さ確保のため金属を使わず特殊樹脂部材を使った側面フレームで4面、強化ガラスの画面とガラス繊維強化パネルの背面で2面。

 インサートモールディング成型
 背面の「超高剛性FRPパネル」と側面の「高剛性ナイロンフレーム」を組み合わせた一体成形で剛性、そして防水を確保しながら軽量化に成功。


 このZ2 Tablet、本体が反ってしまい、まるでバナナのようになった写真がネットにアップされ噂となったのは記憶に新しいところ。フリータイムの際、開発者さんにこの反りについて質問してみました。反りに対する強度はいかほどのものなのか、どのくらいの圧力に耐えられるものなのか。


 「通常利用の範囲内、故意に曲げようとしなければ大丈夫、なはず・・・」とのことでした。
 お察しします。


 金属フレームをやめて樹脂フレームにしたことにより、反りやすくはなっているものと推測します。普通に使っている分には、反ってしまうことはなかなか無いと思いますが、圧力がかかるような使い方、置き方、持ち歩き方は避けたほうが良いでしょう。強度と軽さのせめぎ合い。VAIO Proで使っている軽量で剛性の高いUDカーボンはいかがなものか、と考えてみるに・・・背面には悪くなさそうですが、フレームとなると、もっと硬さがほしいかもしれませんね。


●Display
 ディスプレイ担当の方


 タブレットでテレビ画質を目指し、TRILUMINOS Display for mobileとX-Reality for mobileを搭載。



 従来のディスプレイよりも緑と赤が鮮明になるように。

 こんなに違う、と見せていただいたのですが、この距離では肉眼でもわかりにくいものでした。写真だとなおさら。展示しておくので後ほどフリータイムで近くに寄ってご覧ください、となりました。

 新規開発したLive color LED。従来の黄色蛍光体から赤緑蛍光体に変えることで赤と緑を鮮明に表現。

 何千枚という数の写真と人間の記憶色とをひとつひとつ照らし合わせ、人間が自然だと感じる色を表現できるよう微調整を行っていったそうです。地道な作業。



●Sound

 デジタルノイズキャンセリング



 騒音が打ち消され、落ち着いて聴きやすい環境になります。


 ステレオスピーカー

 ハイレゾ出力


 CDよりも高い解像度で記録した原音の再現性に優れているハイレゾ

 ひとつ思うのは、ここまでやるのであればZ2 Tablet本体でデジタルアンプのS-masterを搭載してほしかった、ということですね。外付けスピーカードックに搭載するのではなく。薄さ軽さ確保で難しかったのでしょうか。後継機に期待。




 これにて開発者さんたちによる解説終了。続いてフリータイム、タッチ&トライタイムとなりました。






 分解されたZ2 Tablet


 バッテリー

 とても軽いです。

 薄い!!!非常に衝撃を受けました。厚紙程度の薄さ。こんな薄っぺらいバッテリーは生まれて初めて見ました。この薄さ軽さで6000mAhしっかりあるのですから、驚異的です。



 ガラスパネルを横から。

 ガラスパネル裏側




 本体内部
 中央に内部面積の大部分を占めているのがバッテリー。
 その周りに各電子部品。



 背面パネルとフレームを途中で切断したもの。一体成形してあるのがよくわかります。

 フレームを側面から。

 コンデジを忘れてZ1で撮影したため、接写がうまくできず申し訳ありません。

 背面パネルも非常に薄い。



 赤と緑の鮮やかさ。非常にきれいです。



 緑の四角枠の中、720pでもそれ以上に高精細に映し出している図。この写真ではなかなか伝わりにくいところ。



●Accessory

 専用ドック。



 ライフログのためのSmartBand。Bandはいらないのでコア単体で買いたいのですが、それはしていないとのこと。



 手前がRemote and Handset、奥が高性能マイク

 Remote and Handsetのコントローラー機能



 高音質ステレオ集音マイク STM10
 オーディオジャックに挿して使うことができます。



 手前が純正ケース。奥にあるのがスピーカードック。




 ハイレゾ対応ポータブルアンプ、ヘッドフォン



 Xperiaアンバサダーサロン Twitter公式アカウント @Xperia_Salon 開設。



 フリータイム、タッチ&トライの後、テーブルごとに大きな紙と付箋を用意し、「自分ならXperia Z2 Tabletをどのように活用するか」というお題で付箋にどんどんアイディアを書いて紙に貼り付けていきました。だいたい出揃ったところでテーブルごとに選んだ一ネタを披露。
 最後に全体で集合写真を撮ってイベント終了となりました。





 イベント運営はアジャイルメディア・ネットワークさん。アンバサダーミーティングも回を重ねてきているので、初回に比べて流れがとてもスムーズになりました。
 ひとつだけ改善をお願いしたいところがあります。受付開始前に到着したのですが、一旦5F受付前まで行ったところ、ここでは狭くて待機できないのでさてどうしましょう、困った、となりました。結局、1階まで降りたところ、エレベーター前が少し広かったのでそこにいることにしました。すると、時間が経つにつれ、参加者が続々と来て、みなエレベーター前で待機することに。受付開始前の待機はどこでどのようにすればよいのか、次回からは予め対応をしていただければ幸いです。





(最後に、一週間使ってみての感想)
 Z2 Tabletが発表された時点で、良いものになったなと感じつつ、最近は手書き機能重視になっているので買わない予定でした。いまでも、Z2 Tabletワコムデジタイザが搭載されて快適に手書きすることができたら、という思いは強いです。しかしこうして実物に触れ、実際に一週間使ってみて・・・・・・・もう欲しくてウズウズしております。これは、とても良いタブレットです! ノーマルなタブレットでこんなに欲しくなるとは考えてもいませんでした。まずいです。詳細はまた次の記事でお伝えしてまいりますが、他に買う予定のものもあるので、非常に困りました。どうしたものか・・・








【追記】
ケータイwatch
Xperia Z2/Xperia Z2 Tablet開発者インタビュー
http://k-tai.impress.co.jp/docs/interview/20140711_657497.html
において、深谷さんの最後のコメントで、「もっと薄くすることはできたが剛性確保のためにこの薄さになった」とありました。このギリギリの均衡点。目を見張るものがあります。