SONY Tablet S 、Galaxy Tab 10.1 LTE 、ARROWS Tab LTE タッチ&トライ(追記あり)

この秋はドコモから続々とタブレットが発売されます。
9月1日にはSONY Tablet SとPが、9月8日にはGalaxy Tab 10.1 LTE(SC-01D)とARROWS Tab LTE(F-01D)が発表されました。
9月8日発表の2機種はXi対応で、「Xiタブレット」として発表。
両日とも、発表とともにドコモスマートフォンラウンジに展示されたので、当日行ってまいりました。SONY Tabletソニーショールームにも展示されたので、そちらにも行きました。





SONY Tablet Pについてはすでに掲載済のため、こちらをご参照くださいませ。
SONY Tablet P タッチ&トライレポート
http://d.hatena.ne.jp/h-gocchi/20110916/p1



タブレット端末のスペック比較



まずは
SONY Tablet S】







主な仕様
●モデル:SGPT113JP/S
●OS:Android 3.2(wi-fi版は3.1で発売、購入後起動時に3.2へアップデートされる)
●CPU:NVIDIA Tegra 2 モバイルプロセッサ 1GHz
●メインメモリー:1GB
●液晶:9.4型 WXGA(1280×800)、TFTカラー液晶
●ストレージ:16GB(wi-fi版は 16GB/32GB の2種あり)
●主な入出力
  USB:Hi-Speed USB (USB 2.0) Micro-AB コネクター (ホスト/クライアント対応) ×1
  ヘッドホン出力:ステレオ、ミニジャック ×1 (モノラル、マイク入力と兼用)
Wi-FiIEEE 802.11b/g/n準拠
●3G通信方式:UMTS/ HSPA/ HSPA+ (850、900、1900、2100MHz)、GPRS / EGPRS (850、900、1800、1900MHz)、StandaloneGPS / AssistedGPS
GPS
Bluetooth 2.1 + EDR準拠、対応プロファイル A2DPAVRCPHSP、HID、SPP、OPP
●センサー:加速度センサー、3軸加速度センサー、ジャイロ、デジタルコンパス、照度センサー
●赤外線リモコン機能
SDメモリーカードスロット×1(対応SDメモリーカード SD、SDHC
●オーディオ 対応コーデック/フォーマット:AAC、mp3、WAV、WMAWMA Pro、FLACMIDIOgg Vorbis
●ビデオ 対応コーデック/フォーマット:H.263、H.264/AVC、MPEG-4、WMV
●フォト 対応コーデック/フォーマット:JPEG、GIF、PNGBMP、WBMP
●スピーカー:内蔵ステレオスピーカー
●マイク:内蔵モノラルマイク
●カメラ
  フロント:Webカメラ、30万画素
  リア:“Exmor for mobile” CMOSセンサー搭載 HDカメラ、511万画素
●その他 主な付属品:ACアダプター、ストラップ
●バッテリー
 駆動時間
  スタンバイ時:約400時間(wi-fi版は 約430時間)
  音楽再生時:約31時間
  ビデオ再生時:約6時間
  Wi-Fi Web閲覧時:約6.2時間
  3G Web閲覧時:約4.5時間
 充電時間:約5時間
●温湿度条件
  動作時:温度5℃から35℃、20%から80% (ただし結露しないこと、および35℃における湿度は65%以下)
  保存時:-20℃から60℃(ただし結露しないこと)
●外形寸法:約 幅241.2mm×高さ10.1mm(20.6mm)×奥行174.3mm
●質量:約625g(wi-fi版は 約598g)
●10月28日発売 (19日予約開始)


設定-端末情報

ソニーショールーム
wi-fi版。このときはまだ3.1のまま展示。購入後起動するとすぐに3.2へアップデートされます。



↑ドコモ版(Wi-Fi+3G)
こちらは最初から3.2で発売。


ソニーストアでもWi-Fi+3G版が販売されますが、3G通信するには別途ドコモとの契約が必要。



キーボード

XOOMとの比較



↓標準IMEの変換候補一覧

標準搭載IMEでのソフトウェアキーボードによる入力は、なかなか快適。ブラインドタッチで氣持よくいけます。


SONY純正のBluetoothキーボード



↑左上の専用ボタンが特徴的。



マルチタッチ同時10点認識
ブラウザ


マップ


率直な操作感として、
サクサクエクスペリエンスがしっかり実現されていて基本動作・表示速度・マルチタッチなど滑らかで快適、タッチレスポンスも良く、とても良いバランスで出来ています。
本体の偏重心デザイン、持った感触はなかなか心地よく、軽い。プラスチック製で滑りづらい表面をしており、持ちやすい。面白い形にも納得。
ただ、裏面の黒い部分は指紋が結構目立ちます。また、プラスチックのため、高級感に欠ける部分があり、なかなか完璧にはいかないところ。しかしうまくできています。



前掲のPのレポートでも触れたように、音楽・動画・ゲームその他、SONY独自アプリやサービスなど楽しい要素が他にもあり、今後の充実が期待されます。
XOOMを買っていなければSを買ったかもしれません。





【Galaxy Tab 10.1 LTE SC-01D】





主な仕様
●OS:Android 3.2
●CPU:APQ8060 デュアルコア 1.5GHz
●ディスプレイ:10.1インチWXGA(1280×800)
●ROM:16GB
●RAM:1GB
●Xi
●HSDPA 14Mbps/HSUPA 5.7Mbps
Bluetooth:(3.0+EDR)
●カメラ:リア3.2M、フロント2.2M
WI-Fi
GPS
●デザリング
●spモード
DLNA
●寸法:高さ 約 175mm×幅 約 257mm×厚さ 約 8.6mm
●質量:約 565g
●10月15日発売


設定画面の端末情報


テザリング可能

アプリ


Samsung日本語キーボード



画面左下の一番右のキーは、スクリーンショット用のキーで、これはGalaxy Tab独自仕様。このキーをワンタッチするだけで簡単にスクリーンショットが撮れます。

デフォルトで専用のキーが備わるのはandroid史上初めてではないでしょうか。これは便利!



10点認識。





スピード測定結果。


しかし、このタブレット、難点だらけでした。


まず、独自UIのtouchwizが非常に邪魔。タブレット最適化されたOSに使いづらい独自UIを載せてしまった感じで、不要そのもの。見映えも悪く残念。


また、春頃にディベロッパー向け限定版を触って以降、製品版含め何度かこのGalaxy Tab10.1には触れてきましたが、そのときから動きがおかしいまま。このドコモ版も最終版ではない模様ですが、それにしても動きが悪い。基本動作はぎこちなく、表示も滑らかさに欠ける、マルチタッチはブラウザでもマップなどでもカクカクして苛立つ。これで本当に1.5GHzデュアルコアなのか?これがあの、化け物のように滑らかで速いGalaxy SIIを作ったSamsungなのか?と疑うほどで、非常にがっかりしました。スマートフォンタブレットとでは、開発チームは全く別なのかもしれませんね。
発売までに調整が入るでしょうが、お勧めしたくない端末です。
ファームウェアアップデートの際、いままでのGalaxyシリーズ同様、パソコンとタブレットを繋いでKiesを使ってアップすることになるのか否か、スタッフさんもまだわからないとのこと。しかしおそらくまだKiesであると思われます。早く単体でアップできるOTAになってほしいものです。
ちなみに、展示端末にはKies airは入っていませんでした。


また、ブラウザでは、他のGalaxyシリーズと同様、拡大・縮小しても文章を画面幅に合わせて改行する機能無し。ダブルタップして拡大したときのみ。これだと、決められた一つの割合での拡大しかできず、好きな大きさに拡大縮小しても画面幅に合わせて改行してくれません。


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(追記)
10月15日の発売後、製品版に触ってみたところ、動きは多少改善。しかし、まだまだ不十分。
厳しい状況です。
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【ARROWS Tab LTE F-01D】




主な仕様
●CPU:TI OMAP4430 デュアルコア 1GHz
●ディスプレー:10.1インチ、WXGA(1280×800)、TFT液晶
●RAM: 1GB
●ROM: 16GB
●OS:Android 3.2
●通信
  LTE(2100MHz)
  W-CDMA(800/2100MHz)
  GSM(850/900/1800/1900MHz)
  パケット通信: LTE, HSPA, EDGE, GPRS
WiFi 802.11 b/g/n
Bluetooth 2.1+EDR
●センサー: GPS, Gセンサー, デジタルコンパス, 接近センサー, 光センサー
●外部端子: microSIM, microSD, microUSB, 3.5mmオーディオジャック
●カメラ:リア510万画素、フロント130万画素、LEDフラッシュ
●バッテリー容量:6560mAh
テザリング
ワンセグ
●防水
●spモード
●寸法:高さ 約 181mm×幅 約 262mm×厚さ 約 11.3mm
●質量:約 597g
●連続待受時間(静止時)
  3G:約 1600時間
  LTE:約 900時間
  GSM:約 1200時間
●筐体カラー: エターナルホワイト
●その他: 防水(IPX5/7)、ワンセグテザリング緊急地震速報、SPモード対応、microSIM
●10月19日発売



LTE



設定画面の端末情報


テザリング可能



スタイルの変更、カラーテーマの変更

スタイルの変更




カラーテーマの変更

このようにテーマを変更できるのは面白いですね。氣分や使う人に合わせて変更し楽しむことができます。



アプリ




10点認識



スピード測定



キーボード


このIMEATOKですが、独自?仕様なのでしょうか。通常のATOKよりも機能が豊富。
顔文字


記号


定型文


テンキー


QWERTY


手書き
なかなか滑らかに書けます。スタイラスを使うとさらに快適に入力できるかも。


50音


QWERTYキーボードでブラインドタッチ入力快適、非常に滑らかなレスポンス。これはいいですね。IMEATOKなので、変換も充実。



マップ




ブラウザ




拡大・縮小したあとにダブルタップすると、画面幅に合わせて改行してくれます。Good!





このARROWS Tab、予想外に良い出来でした!基本動作良し、表示速度なかなか速く、マルチタッチがサクサク滑らか、タッチレスポンス良好。
正直驚きました。富士通さんやりましたね。

薄くて軽くて動き良し、そして防水、LTE対応。良いです。
あと氣になるのは、安定性とバッテリーのもち具合。



この秋に4機種もタブレットを発売するドコモ。
既に販売されているものを含めると計6機種。
これだけタブレットを「選べる」環境はいままでなかったので、面白くなってきました。


間もなく次期android OSであるIce cream sandwichが登場します。
さらなる競争と進化が展開されることでしょう。楽しみです。